沿って, Uav-jp 12/09/2022

気がつけばアクションアドベンチャー「Crashlands」にハマっていた 探索・冒険・クラフトがつまったオススメインディゲーム

 こんにちは、コーラスの大柳です。

 花粉症の季節がまたやってきました。いつにも増して仕事の能率が落ちるこの時期ですが、無限の鼻水地獄に焼けるような目のかゆみ、そして休日の楽しいひとときをドブに捨ててしまいかねない体のだるさ、これらを一時的に忘れるには加湿器完備の部屋でゲームに集中するのが一番です。いや、冗談抜きで晴れた日にちょっと郊外でも散策しようものなら、いい感じに色づいた杉の木なんてそこら中にありますからね……。

 という訳で、今回は私がお家で絶賛プレイ中のアドベンチャーゲーム「Crashlands」を紹介します。このゲームはここ最近遊んだゲームの中でも頭ひとつぬけたハマり度を誇ります。モバイル以外にもPC版がSteam(Windows/Mac)で配信中。価格はモバイル版が600円、Steam版は1,480円です。

クラフト要素も備えた探索アドベンチャーゲーム。戦闘はちょっとしたアクションになっていますがタッチパネルでの操作性は良好です

 ゲームはスペーストラッカーの主人公(全身スーツのヒーローみたいな格好)が、Hewgodookoというエイリアンにトラックを襲撃されてしまい、監督官ロボットと一緒にWoanopeという惑星に不時着、救難メッセージを会社に送るためにサバイバル生活をスタートさせる……というバックグラウンドです。

 このタイトルについては、いわゆるサンドボックス系ゲームという評価を目にしたことがありますが、違います。調達した資材で家や武器、家具、工作機械などをつくることはできますが、環境を整えたり飲食しないと死んでしまうようなゲームではありませんし、地形を整地して自分好みの世界をつくるゲームでもありません。このゲームはフィールドの探索をメインとする、ストーリーをベースに進行する一本道の探検ゲームです。

 プレーヤーは不時着した地点を中心にフィールドを探索し、マップを少しずつアップデートしていきます。フィールドには草や木、岩など資源が生えており、最初はごく初歩的な物を伐採して簡単な家(床と壁とドア)と道具をつくり、それをベースに工作機械をつくって武器や防具をつくって今度フィールドをうろつくクリーチャーを倒して得た皮や骨などからさらに新しい道具と、工作機械をつくって……という流れで自分の環境を充実させていきます。

 そして程よく身の回りが整い、敵との戦闘に慣れた頃、マップ上でこの惑星の住民と出会い、クエストをもらうような展開になるように設計されているので、探索と資材集めに飽きそうな頃に新しい展開を自然と迎えることになります。住民などからクエストがもらえるようになると、そのクエストを進めることでフィールドの探索も同時並行してできるようになり、新しい道具などでできることも増えて、どんどんやめ時の難しいゲームなっていく、秀逸なゲームバランスがこのゲームの真骨頂と言えるでしょう。

【スクリーンショット】家はフィールド上の好きな場所に建てられますが、壁で囲わないと敵のクリーチャーが入ってくるので注意。工作機械は地面ではなく床をつくらないと設置できません

 前述の通りゲームは探索がメインなので、建設や物作りの要素よりも黒い未踏の部分を自分の足で埋めていく楽しさを感じる人におススメできるゲームと言えます。フィールドはかなりの広さを持っているのですが、要所にワープポイントが用意されているので、これを見つけておけば、マップを開いて直接ジャンプすることも可能です。

クラフトの要素としては、家具をつくったり、畑をつくったりと一通りの機能は揃っているのですが、このゲームはほとんどの家具は単なる飾り物です。睡眠は必要なく体力回復はその辺に落ちている花やキノコを食べれば回復するので、サバイバル的な部分に過度な期待はしないほうが良いでしょう。また、敵を倒すとたまに取れる卵を家に持ち帰ってふ化させることで、ペット(お供)にすることもできます。ペットは敵を倒し続けると少しずつ成長しますし、寝床を作ることでミルクなどその種特有のアイテムを得ることも可能です。

【スクリーンショット】クエストをクリアすることによって、できることが増えていくのでなまけずクリアすることをオススメ

 私はまだプレイをはじめて4時間程度しか経過していないので、まだまだ終わりは見えていないのですが、毎日楽しくプレイしています。手軽に楽しめる無料ゲームも良いのですが、課金のことを考えずに自分のペースで好きなだけ楽しめる買い切りのゲームにも、素晴らしいタイトルが山のようにあります。「Crashlands」のように海外インディゲームは買い切りタイプのものが多く、リリースされても見逃してしまいがちになるため、今後もオススメのタイトルを紹介していくつもりです。ではまた次回。

【スクリーンショット】敵のクリーチャーは、名前の色でも判別可能だが体の大きいもの=強いと考えればOK。建設モードは2Dゲームなのでシンプルでわかりやすい。