沿って, Uav-jp 17/10/2022

外付けWebカメラおすすめランキング。Web会議を快適にするベスト3を発表!

動画配信にも、Web会議にも!

PCに内蔵されているカメラで十分な人もいれば、もっと動画のクオリティを上げたいと思っている人もいるでしょう。外付けWebカメラを使うと、オートフォーカス、明るさ調整、フルHD動画などの機能でもっと写りよく、Web会議などでのスムーズなやりとりが期待できます。

今回は、価格、使いやすさ、解像度、オート機能(明るさ、フォーカス、色調整)、マイクやカメラレンズの質、保証期間などあらゆる側面からWirecutterが徹底調査した結果を紹介。Web会議、動画配信、友達や家族とのビデオチャットに使えるWebカメラだけでなく、記事後半ではWebカメラの代わりに使えるデバイスやソフトウェアも紹介していきます。


Webカメラおすすめランキング1位:万人向けな「ロジクール C920S HD Pro Webcam」

フルHDで、会議用Webカメラと比べて価格が安く、自然な色合い、クリアなディテールが魅力。物理カメラカバーがあるのもポイント!

「ロジクール C920S HD Pro Webcam」は、これまで3年間おすすめしてきた「C920」の後継モデル。オートホワイトバランス、スピーディーなオートフォーカスで、鮮明で高解像度(1080p)の動画を撮影できます。セットアップも使い方も簡単。物理的なカメラカバーがあるので、つけっぱなしでも安心。

Webカメラおすすめランキング2位:HD Webカメラなのに安い「ロジクール HD Webcam C615」

Logitechの1080pWebカメラ。パソコン内蔵カメラと比べても動画クオリティが良い。価格もお手頃!

「ロジクール HD Webcam C615」は、動画クオリティ、オートフォーカス、オートホワイトバランスなど1位の「C920S」と比べたら差はあるかもしれませんが、セットアップが簡単なことや、1080p解像度であることなどの共通点もあります。5,000円前後の他社Webカメラ製品と比べると画質はトップレベル。折りたたむとレンズ保護になり、バッグに入れて持ち歩くのにも便利です。

Webカメラおすすめランキング3位:ゲーム・動画配信に最適「Razer Kiyo Streaming Webcam」

ライトリング付きのWebカメラ。解像度は720p 60 fps。

YouTubeやTwitchなど、Webカメラを使って動画配信することがある人には「Razer Kiyo Streaming Webcam」がおすすめ。使用者からは、他社製品と比べて顔の写りが良く見えるとの声も。ちょっと暗い場所でもリングライトが明るさを補ってくれます。ただ慣れないうちは、ビデオ会議などで(明るさの設定を最小限に抑えても)明るすぎると感じることもあるかもしれません。

Webカメラおすすめランキング1位:万人向けな「ロジクール C920S HD Pro Webcam」

「ロジクール C920S HD Pro Webcam」は高画質で、セットアップが簡単な万人向けのWebカメラです。動画は1080p 30fpsでくっきり鮮明、オートフォーカスやオートホワイトバランスは他社製品と比べてもうまく機能します。「C920」から2019年にアップデートされた「C920S」はカメラカバーがついてプライバシー面でも安心です。

5種類のWebカメラ製品を比較するテストを行なったところ、自然光、忠実に再現されたホワイトバランス、鮮明な画質が使用者に好評です。ローカルだけでなくSkype、Google ハングアウト、Zoomなどのサービスではっきりとした1080p解像度の映像が生成されます。

オートフォーカスはスピーディーで、露出やホワイトバランスの調整も(太陽光と暖色の照明が混合した状態でも、あるいは明るい窓の近くにいる状態であっても)ばっちり。

Logitechの「C922x」や「Brio」などより高価なモデルと比べても、同じくらい / それ以上に良いのがわかります。逆に、「C615」のようなモデルはより暗く、色飽和が強めで鮮明さに欠ける映像が生成される印象です。

セットアップは簡単で、USB-A(あるいはアダプタ使用)で接続するとWindows、macOS、Chrome OSで反応するので、あとはビデオチャットや録画のソフトウェアを開くのみ。写りが気になった場合は、Logitechのソフトウェア(Windows、macOS対応)を使用すると手動で露出、明るさ、コントラスト、色合い、ホワイトバランス、フォーカスなどが調整できます。このようなソフトウェアは他社のWebカメラにはなく、Wirecutter調査ではロジクールのみでした。

このソフトウェアを使うと、ズームやパン(左右に動かす)ができるので、もしあまり部屋を映したくない場合には自分だけ映るように調整するといった使い方もできます。手動だとカメラを上下に動かすことはできますが、左右には動かせないので注意が必要です。もしソフトウェアを使わず手動で左右に動かせるWebカメラの方が良い人は、2位の「ロジクール HD Webcam C615」の方が向いているかもしれません。

「C920S」をノートパソコンやモニターに装着するとしっかり安定しますが、ベゼルが極狭な「Dell XPS 13」や「HP Z27n」ではスクリーンに被る可能性も。ただ、下の写真のように底部を使うと自立させることができるので、デスクの上に乗せるなどの使い方もできます。

カメラカバーは不使用時にカメラを覆っておくのはもちろん、Web会議前に準備ができるまで閉じておくこともできて便利です。

社内にある旧モデル「C920」(実質的に「C920S」とは物理カメラがあるかないかの違い)使用者からは「長らく使っているなかでひとつも気になる問題がなかった」、「完全に期待通りで、カメラカバーのおかげでカメラの存在が気にならない」と好評。

欠点があるとすれば、薄暗い部屋で使用するとカラーバランスはキープできるものの、カメラが露出設定を調整するのに苦戦してfpsが低下し、ディテールが欠けてノイズが出やすくなること。これは他のWebカメラでも同様で、3位のリングライト付きの「Razer Kiyo」だけが例外です。

また、慣れるまではカメラカバーを開け閉めするときに本体ごと動くことがあるかもしれません。とはいっても、使うたびに装着したり外したりする必要がないのはやはり楽です。

Webカメラおすすめランキング2位:HD Webカメラなのに安い「ロジクール HD Webcam C615」

Webカメラは気になるけれど費用を最小限にしたい場合には「ロジクール HD Webcam C615」がおすすめ。1位の「C920S」と比べたら、動画のクオリティやオートフォーカス、オートホワイトバランスなどで差はあるかもしれませんが、セットアップが簡単で1080p解像度という要素は同じ。5,000円前後のWebカメラ製品と比べると「C615」の画質はトップレベル。

外付けWebカメラおすすめランキング。Web会議を快適にするベスト3を発表!

「C615」は「C920S」と比べると画像・映像が若干暗めで柔らかく、ディテールに欠けるようにみえます。カラーバランスは暖色系の黄色に偏っていますが、ロジクールのソフトウェアを使用すると、色彩強度やホワイトバランスを手動で設定変更できるようになっています。

クリップ式の装着方法は、1位の「C920S」よりも「C615」の方が使いやすいという声が使用者からあがっています。スクリーン上部に取り付ける方法があるほか、(下のGIF画像のように)自立させることもできます。フロントタブが小さめなので、ベゼルが極狭なノートPCでもスクリーンにかぶらず済みそうです。

「C615」は上下左右にカメラの向きを動かせる(1位の「C920S」は手動では上下のみ)ほか、(下のGIF画像のように)折りたたむこともできます。折りたたむとレンズ保護になり、バッグに入れて持ち歩くのにも便利です。

Webカメラおすすめランキング3位:ゲーム・動画配信に最適「Razer Kiyo Streaming Webcam」

「Razer Kiyo Streaming Webcam」はリングライト付きのWebカメラで、高解像度1080p(30 fps)または720p (60 fps)。顔の写りが良く見えると評判です。リングライト単体で探すとおよそ3,000円程度なのに対し、こちらは「ロジクール C920S」と同じ価格帯。低光でも(髪色のグラデーションがわかるほど)ディテールを捉えることができ、映像・画像がきれいに見えるのが強みです。

使用者からは、明るさ設定を中程度にしても十分明るいという感想のほか、エフェクト(スムージング、ぼかし)がかかっているように見えるという声もありました。これは影をなくして被写体を柔らかく見せようとするこのカメラの意図しているところでもあるので、忠実に写すよりもちょっぴりファジーな感じを求めている人に向いているWebカメラだといえます。

「Kiyo」最大の弱点は、「C920S」と比べてオートホワイトバランスが欠けていること。画像・映像ともに彩度が高く不自然なオレンジの色味が出ることがあります。また「C920S」と比べると背後で動きがあった場合にオートフォーカスが少し遅くなる傾向もあります。ちなみにロジクールの動画配信用モデル「C922x」は「Kiyo」と同様720p (60 fps)ですが、使用者からは60 fpsだと特に「Kiyo」の方が色の質が良いという感想がありました。

サイズとしては、ドリンク下に敷くコースターよりも少し小さく、オレオのクッキーよりも少し大きめなくらい。ただ、モニターに装着するとなかなかの存在感があります(特にライト点灯時)。目線が(Webカメラでなく)スクリーンに向いているときに使用するのが最適かもしれません。でも、明るさの調整は簡単で、下のGIF動画のようにクルクルと2回横に向かって回すのみ。

1位、2位と比べると少し大きめではありますが、バッグに入れて持ち運ぶこともできます。また、折りたたみ式のクリップマウントはモニターにしっかり安定するほか、デスク上のどこでも好きなところに設置できて、動画配信時には2台目の別角度からのカメラとして使用することもできそうです。

Webカメラの代わりに使えるデバイス、ソフトウェア

上記ランキングで紹介した製品が手に入りづらい場合や、Webカメラを買うまでもないと考えている場合には、スマホ、タブレット、デジタル一眼レフカメラをWebカメラとして使う方法があります。欠点としては、カメラの位置を調整しづらいことや、長時間使用するとデバイスがオーバーヒートする可能性があることなどがあげられますが、パソコン内蔵のカメラと比べると画質を改善できるはずです。

基本的には、ソフトウェアをダウンロードしてデバイスを接続(USBまたはWi-Fiでもできる場合がありますが、USBの方が確実かもしれません)すると通常、アプリ(web会議用や動画配信用に使用するもの)でカメラを選択できるようになっています。スマホ用三脚などを使うと、目線まで高さを調節できて便利です。

Wirecutter調査でおすすめできるソフトウェアは、以下の通り。

デジタル一眼レフカメラの場合

※手持ちのモデルがWebカメラ用ソフトウェアに対応しているかメーカーに確認することをおすすめします

・「Canon ソフトウエア EOS Webcam Utility」

・「Fujifilm X Webcam」

・「Nikon Webcam Utility」

・「Panasonic LUMIX Tether for Streaming」

・「Sony Imaging Edge Webcam」

・「GoPro」

Macユーザーで、iPhoneあるいはiPadユーザーの場合

「Camo」がおすすめ。無料版では720p画質でウォーターマーク(透かし)が入り、前面・背面どちらのカメラも使用可能。年額40ドル(約4,380円)の有料版「Camo Pro」は、1080p画質でウォーターマークなし、カラー調整やズーム機能などの機能が使用可能。多くの人にとっては必要以上の機能かもしれませんが、デジタル一眼レフを購入するのと比べると安く済みます。ソフトウェアの使い方はシンプルで、画質は720p・1080pともに素晴らしく(iPhone XR使用)、1位の「ロジクール C920S」と同等だといえます。

Windowsユーザーで、iPhone/iPadあるいはAndroidユーザーの場合

「DroidCam」がおすすめ。「Epoccam」や「iVcam」と比べて、唯一機能したアプリ(Windows 10 SurfaceBook、MacBook Pro、Samsung Galaxy Note 7、iPhone XR使用)。Android無料版では、480p画質で広告あり。有料版は5.49ドル(約600円)で720pにアップグレードされます。iOS無料版では、720p画質でウォーターマークあり。有料版はウォーターマークなし、カメラコントロールがアンロックされます。多少粗い感じがありますが、PC内臓のカメラの画質がどうも調子悪いときなどいざというときに頼りになるかもしれません。

その他のおすすめWebカメラ

「Papalook AF925」は1位の「ロジクール C920S」と(執筆時点で)同価格帯にして、オートフォーカスやオート光補正など同様の機能あり。物理的なカメラカバーはありませんが、手動で360度回転するので微妙なアングル調整がしたい人におすすめ。注意点としては、AI顔認識技術により動くたびにカメラが再度フォーカスしようとする傾向があります。

「ロジクール C922x Pro Stream Webcam」は、3位の「Razer Kiyo」と同様に720p 60 fpsで録画可能。画質、色の精度、明るさなどの理由から「Razer Kiyo」の方が使用者からの評価が高く、さらにライトリングが便利という意見で一致。

「Microsoft LifeCam Studio」は安価ではあるものの、テストした5機の製品のなかで画質・映像ともにもっとも評価が低く、過度な露出や動作の鈍さが課題だといえます。

「ロジクール Brio」は「C920」の倍以上の価格で、使用者からは「C920」、「C922」の方が画質・映像ともに評判がよい結果となりました。とはいえ、「Brio」は4K動画を録画できる唯一のWebカメラ(ただし、第7世代以降にリリースされた新しいIntel Coreプロセッサあるいは専用のグラフィックカードがあるパソコンのみに対応)。「赤外線カメラも搭載されていて、Windows Hello経由でWindows 10にログインできます。USB-Cポートが1つあり、どんなタイプ/長さのUSBケーブルでも使えます。720p 60 fpsの動画を録画でき、ランクインした製品と比べて低光が得意。背景設定にも対応。価格は高いものの(多くの人にとっては十分すぎるほど)多機能なのが特徴です。

「ロジクール C525」は、2位の「ロジクール HD Webcam C615」より価格は安いですが、1080p動画のサポートがなくて(ガラス製でなく)プラスチック製、さらに折りたたみ式のクリップに三脚が付いていないのが気になるところ。使用者からは、画像が粗くファジーなことから「C615」の方が良いとの声も。

「ロジクール C270」は20ドル(約2,200円)のWebカメラ。画質テストは常時最下位で、オートフォーカスがなく、他のカメラと比べて閉塞感がある狭角が気になるところ。

「ロジクール C930e」は「C920S」よりも価格が高く、家庭用というよりビジネスユーザー向け。90度の広角で大きな会議室でのビデオカンファレンスにも対応できるはずです。

表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。

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