Galaxy Watch 4ファーストインプレッション:新Wear OSでAndroidウォッチの新時代到来!
期待値は非常に高いです!
事前にさんっっっっっざんリークされていましたが、ついに正式に発表されました。SamsungのGalaxy Watch 4、Watch 4 Classic。Samsungのスマートウォッチ新モデルというだけでなく、新Wear OS初搭載端末としての注目度も高いです。米Gizmodo編集部がさっそく触ってきたのでレビューをどうぞ!
事前リークもあって、Samsungの発表会Unpacked自体は予想通りというか、特に驚くこともないまま終わりました。が、Androidユーザーとしては、2014年Wear OSデビュー以来ずっと求めていたことがついに実現されたかもという期待に満ちた発表会ではありました。
まず見た目でいうと、そんな大騒ぎすることはなく。前モデルとなるGalaxy Watch Active 2とGalaxy Watch 3をベースに、ちょっと変わったかなくらい。(※既存のActiveシリーズはGalaxy Watchへ、プレミアムGalaxy WatchシリーズはClassicへと名称変更あり。)Watch 4は、盤面40ミリと44mの2モデル、Classicはそれより大きく42ミリと46ミリの2モデル。WatchはActiveシリーズのデジタルタッチベゼルを継承、ClassicはSamsugnウォッチの特徴である物理回転ベゼル搭載!
Samsungのイベントで、短時間ではありますが実物を着けてみましたが、4個(2モデル2サイズ)とも手首におしゃれに収まるー! レンダリング画像見た時はデザインこれ?って思いましたが、いざ装着してみると悪くないです。思っていたよりもずっと洗練されています。盤面スクリーンも良き! ストラップはもちろん交換可能です。つけてみた感じ、私の腕には、Galaxy Watch 4の40ミリかClassicの42ミリがいようです。しっかりレビューするのが楽しみ!
Watch 4のアップグレードで重要なのは、まずExynos W920搭載だということ。Samsungいわく業界初の5nmウェアラブルチップとのこと。今までQualcommの28nm Snapdragon Wearチップで頑張ってきたので、Wear OSスマウォにとってこれはかなり大きなアップデートです。Samsungの発表では、Exynos W920搭載で前モデルよりもCPUは20%、メモリ50%、GPUは10倍速くなるとのこと。チップだけでなく、容量16GBメモリ1.5GBは、WearOSスマウォの現状ではトップスペック。数字だけでなく、使ってみると実際にチップ性能アップを感じることができます。アプリ起動も速いし、アニメーションの動きもスムーズ、ウィジェットスクロールもヌルヌルです。触れたのは短時間だったので、LTE接続具合は試せませんでしたが、対応はしています。
Galaxy Watch/Classicともに、バッテリーもちは1度のフル充電で40時間。30分の充電で10時間はいける想定です。
プロセッサもですが、ハードウェア最大のアプデはBioActive Sensor(バイオアクティブセンサ)。これ1つで、光学式心拍センサ、心電図、生体インピーダンス法解析の3つを担っています。精度を落とすことなくコンパクトなデザインのスマウォにいれこめたとSamsungは自信まんまんなのですが、ここはしっかりレビューで使ってみないとなんとも言えず。ただ、心電図は手持ちのApple Watch SEの数値とほぼ同じでした。
新センサのおかげで、新たな身体組成計機能も追加。15秒で筋肉量、体脂肪、体水分値から基礎代謝を割り出してくれます。手首に装着してれば測ってくれるわけではなく、人差し指と中指を端末につけ腕を伸ばすなど測定には指定の動きが必要です。ただ、発表イベントで触った端末はソフトウェアがまだベータ版だったので、この機能を試すことはできず。
注:Galaxy Watchに限らず生体電気インピーダンスセンサ搭載端末での機能は、ペースメーカーなど埋め込み方の端末を使用している人にはおすすめできません。
Watch 4での新機能には、睡眠深度計測といびき感知あり。そのほか今のスマウォの基本センサ(GPS、加速度計、気圧計、ジャイロスコープ、光センサ、地磁気センサ)が搭載されています。NFC、Bluetooth 5.0、Wifi対応。
まず最初に言っておかないといけないのは、Galaxy Watch 4/Classicに搭載されているWear OSは「Wear OS Powered by Samsung」、Samsung版のWear OSだということ。つまり、Watch 4/ClassicでのWear OSはSamsung要素が入っていることをお忘れなく。
基本は、今年のMWCでもでてきたOne UI Watchのままです。Galaxyスマホとペアリングして使うと、スマホで使っているアプリを自動でダウンロードしてくれ、メイン設定も同期してくれ、音声も切り替えてくれるというのがミソ。
Wear OS Powered by SamsungはTizenとWear OSのマッシュアップなので、使い方確認しつつ、しばらくは少々慣れが必要かと思います。例えば、今までのWear OSなら上スワイプで通知表示でしたが、これがアプリのグリッド表示(編集可能)になっています。Tizenのアプリを円で表示するメニューよりも見やすいので、これはいいですね。左スワイプでウィジェットスクロールできますが、見た目はWear OSよりもTizenよりです。
Samsungのヘルス系アプリもリフレッシュ。見た目がスッキリし、使い勝手も簡単になり、数値もわかりやすい表示になっています。ワークアウト用のタブがあり、これはワークアウト映像をSmasung TVにビームできます。
Samsung色だけでなく、Google色もありますよ。GoogleマップやGoogleのメッセアプリ、Google Payなどは「Material You」デザインが反映されています。Google I/Oでの宣言通り、今後サードパーティアプリにも対応していく予定。
Googleの新Wear OS発表で特筆すべきは、GoogleのアプリをSamsungスマウォにダウンロードできるということ。Samsungも各サービス好きな方を選べると言っているので、つまりSamsgunのデフォインストールのアプリ使ってもいいし、GoogleのマップやYouTube MusicやGoogle Payをダウンロードしてそっちを使ってもいいということ。ユーザーの自由度がアップしているんですね。とはいえ、ここも実際レビューするまではなんとも言えないのですが。
短時間のハンズオンではありますが、全体的にかなり期待できそうではありました。今後、しっかりレビューして本当の使い勝手を見極めたいと思います(楽しみ)。
※現時点では、日本での発売は発表されていません。
Galaxy Watch/ Classicともに発売は8月27日ですが、発表後から予約受付スタート。予約すると50ドルのSamsungクレジットがもらえます。
Galaxy Watch 4は250ドルから、LTE版は300ドル。40ミリはブラック、シルバー、ピンクゴールドの3色。44ミリはブラック、シルバー、グリーンの3色。
Galaxy Watch 4 ClassicはBluetoothオンリー版が350ドル、LTE版が400ドル。カラバリブラックとシルバーのみですが、9月にはトム・ブラウン限定モデルがリリース予定。