沿って, Uav-jp 08/07/2022

充電ケースにも収納可能、AirPodsの脱落を防ぐイヤホンカバーの効果は? - ケータイ Watch

 第2世代になってようやくAirPodsを使い始めた筆者だが、戸惑ったのは脱落のしやすさだ。筆者がこれまで使っていたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンに比べ、装着中の圧迫感が少ないのはよいのだが、ちょっと動くだけでずれたり落下するのはいただけない。大量の脱落防止グッズが販売されていることからして、どうやら筆者だけの問題ではないようだ。

 もっとも、AirPodsの脱落を防止しようにも、充電ケースに収納しなくてはいけない関係上、サイズが肥大する部品を付けてしまうと、収納のたびに取り外さなくてはいけなくなる。その都度つけたり外したりするアクセサリーを使うくらいならば、AirPods以外の完全ワイヤレスイヤホンを使ったほうが、ストレスはかからないだろう。いくらiOSデバイスとの連携性や音質がすぐれていても、である。

パッケージ。注文したのはブルーだったが届いたのはホワイトだった。レビューにも同様の報告が複数あり、検品体制にはやや疑問符がつくカバーは4ピース、つまり2セットが同梱されている本体。装着作業中に裂けてしまわないか心配になるレベル立体成型がよくわかるカット。穴の位置を合わせて取り付ける

 そんな中でAmazonで購入したのが、DamonLightが販売する、AirPodsにかぶせて使うイヤホンカバーだ。シリコン製で滑り防止に効果があるこの製品、装着したまま充電ケースに収納でき、フタもきちんと閉じられることが最大の特徴だ。

 極薄タイプゆえ、取り付け方には少々癖がある。水を染み込ませた付属の布で本製品の表面を濡らし、摩擦が少ない状態にしてかぶせるというのがその手順だ。普通に引っ張ってAirPodsにかぶせようとすると破れかねないので、こうせざるを得ないわけである。詳しくは以下の動画で紹介されている。

充電ケースにも収納可能、AirPodsの脱落を防ぐイヤホンカバーの効果は? - ケータイ Watch

Tutorial for DamonLight airpods eartips装着にあたっては付属の布を水で濡らし、それを使ってカバーの内側を濡らすAirPodsにかぶせる。AirPodsの表面も(故障しない範囲で)軽く濡らしておくと作業がしやすい

 さて、このように手間を掛けて取り付けた本製品だが、脱落防止にどのくらい役立つかというと、飛んだり跳ねたりしても大丈夫なほど、劇的な効果を発揮するわけではない。なにせ、AirPods表面の摩擦係数がやや高くなっただけで、サイズはほぼ同じなので、耳とAirPodsの間にあった隙間が、本製品の装着で埋まるわけではないからだ。「落ちにくさの程度」を数値で表現するならば、50だったのが60になる程度で、100にはまだほど遠い。

装着完了。遠目には装着していることが分からないほど一体感があるサイズへの影響もほぼないため、充電ケースにもそのまま収納できる

 ただ、1000円ちょっとの価格で、かつ4ピース入っているため、2人で分けて使えば1人500円相当である。効果がゼロならばともかく、多少なりとも効果があってこの価格ならば、これはこれでありかと思う。そもそもAirPodsで、充電ケースに収納するたびに取り外しをしない前提であれば、ほかの選択肢が考えにくいというのもある。

 ちなみに筆者は(AirPodsに限らず)イヤホンは左耳がフィットしていても右耳がやたらと脱落しやすい傾向にあるのだが、今回は左耳がより脱落しにくくなり、もともと脱落しやすい右耳は相変わらずという、期待していたのとはあべこべの効果が得られた。

 このように、効果は非常に読みにくいため、人によっては筆者以上に効果を発揮する可能性もあるし、その逆も考えられる。それらを踏まえ、このくらいのコストであればお試しでも問題ないという人、また現状のまま解決策が見つからなければAirPodsを手放すことになりかねないという人は、手段の一つとして試してみてもよいかもしれない。

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