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15/05/2022
イヤホンの長時間使用が危ない! 梅雨時に急増する「耳カビ」の恐怖 (2019年7月10日) - エキサイトニュース
ジメジメとした梅雨時に、カビが生えるのは家の中だけじゃない。耳の中にも生えるのだ! "耳カビ"に詳しい「耳鼻咽喉科いのうえクリニック」の井上泰宏院長(医学博士)に聞いた。
──耳の中にカビが生えるって本当ですか?
井上 はい。カビの菌は一年中生息していますが、やはりジメジメした季節は増殖します。その結果、耳カビ(外耳道真菌症/がいじどうしんきんしょう)になる人が多くなります。
──耳カビになると、どうなるんですか?
井上 まず、耳がかゆくなり、耳から汁が出てきます。ひどくなると耳の穴がふさがってくるので、詰まった感じがして、音が聞きにくくなる。常に痛(いた)がゆい感じがあります。
──カビが耳の穴をふさいでしまうんですか?
井上 そうですね。写真のような感じになります。
奥のほうに黒く見えるのがカビの胞子。耳の穴を完全にふさいでしまっている。耳の中は暗く風通しも悪いのでカビが繁殖しやすいのだ(写真提供/井上泰宏氏)──うっ......(絶句)。
井上 最終的に鼓膜(こまく)に穴を開けてしまうこともあるんです。
──な、なんで耳カビになってしまうんですか?
井上 通常、皮膚にカビがついても増えませんよね。
──はい。
井上 それは皮膚がバリアの役目をしているからです。でも、耳の穴をほじくったり、耳かきでかいたりして皮膚を傷つけてしまうと、傷ついた皮膚にカビの菌が侵入して増殖してしまうんです。
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