Kinera Imperial、静電型/BA/DDハイブリッドの5ドライバーイヤホン「ImperialURD」
「ImperialURD」
サウンドアースは、同社取り扱いブランド・Kinera Imperialから、EST(静電型)ドライバー/BAドライバー/ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホン「ImperialURD」を3月8日(火)より発売する。価格はオープンだが、税込79,990円前後での実売が予想される。多層構造と濃淡の異なる顔料を用いて「ウルドの井戸」を再現したというハウジング部北欧神話に登場する世界樹ユグドラシルの根元にあるという「ウルドの井戸」を名前の由来とするモデル。ドライバー構成は、Sonionの新世代複合型ダブル静電ユニット(ESTドライバー)「EST65DB01」を2基、8mm径チタンクリスタルダイアフラム同軸ダブルダイナミックドライバーを2基、Kineraカスタム「K26005/9」BAドライバーを1基、計5基のドライバーを搭載する。チューニングの方向性については、高域のESTドライバー、低域のダイナミックドライバー、中域のカスタムBAドライバー 、それぞれ3バンドを均等に配置。原音に寄り添った上で、ボーカル領域を明瞭化し、音全体で包み込むような感覚を持たせたとアピールしている。ハウジングは3Dプリントにて成形。フェイスプレートの中央に窪みを設け、端に向かい徐々に盛り上がっていく計6層構造の複雑なデザインを表現。さらに、濃淡の異なる特殊な顔料を混ぜ、各層の構造を別々に鋳造し、固形化することでネーミングモチーフにもなっている「ウルドの井戸」の水面を再現したという。2.5mmバランス、3.5mmアンバランス、4.4mmバランスプラグが簡単に交換できるデタッチャブルプラグを採用する付属のケーブル(約1.2m)は、外巻きの金メッキOCCと銀メッキOCCの混合素材を使用し音質を追求。特殊なシールド構造を採用することで、安定したインピーダンスと、高い音信号の伝送効率を備えたとしている。イヤホンとの接続部には2Pinプラグを採用する。ほか、イヤーピースはシリコンタイプを3種類、フォームタイプを1種類同梱。それぞれ異なるサウンドが楽しめる。再生周波数帯域は5Hz - 50kHz、インピーダンスは20Ω、感度は107±2dB。
編集部:松永達矢