リモコンが快適! iPod shuffleのヘッドホンに注目 (1/3)
iPod shuffleには、ケーブルの途中にコントローラーを備えるヘッドホン「Apple Earphones with Remote」が付属する
触って分かるグッドなデザイン
第3世代iPod shuffle
今までの記事では本体の小ささとVoiceOver機能を見てきたが、今回は第3世代iPod shuffleに付属するヘッドホンを見ていこう。
いちばんの特徴としてあげたいのが、リモコン付きながら外観デザインがスマートなことだ。
過去を思い出してみれば、携帯型のCD/MDプレーヤーに付属していたリモコンは意外と大きかった。当時、大きいとはまったく感じていなかったが、改めてiPod shuffleに付属するものと比べると「ゴツく」見えてしまう。個人的には、背面のクリップで服やカバンに留めておかなければ、リモコン本体の重さでブラブラして、歩く際などに気に障ったことをよくおぼえている。
Radio Remote
そこから時代が過ぎ、デジタル音楽プレーヤー全盛になってからは、本体側に液晶ディスプレーを備える製品が増えた。そのため、リモコン付きのヘッドホンは別売で用意されるケースが多い。iPodシリーズにも2007年から「Radio Remote」(価格は5800円)というリモコンがオプションで登場している。
とはいえ、リモコンが標準であればあったで、「話しかけられたのでボリュームをちょっと落としたい」「ランダム再生で始まった曲があまり興味ないのでスキップしたい」といった場合に便利だろう。
付いてれば便利だけど、あるとブラブラして動きにくい──。そんなユーザーのワガママに応えたのが、新iPod shuffleに付属している「Apple Earphones with Remote」のリモコンなのだろう。
一見して、リモコン付きのヘッドホンとは分からない
Apple Earphones with Remoteでは、リモコンはヘッドホン右型のケーブル途中にちょこんと据え付けられているだけなので、普通に見ればケーブル付きとは分からない。軽いので、何かに留めておかなくてもブラブラしないので邪魔にならない。そして、押すボタンが3ヵ所のみなのでブラインドタッチでも迷うことはない(その代わり、長押しやダブルクリックに対応する操作をおぼえるのが面倒、という話も出てくるが)。
この右側にリモコンが付いているというのもポイントで、実はひと目でヘッドホンの左右が分かるという利点がある。iPod nanoなどに付属するリモコンなしのヘッドホンは左右の形が似ている。装着の際には、ヘッドホンユニットに小さく書かれた「L」「R」と書かれた文字を探す必要があったのだが、Apple Earphones with Remoteならひと目で「こっちが右側」というのが分かる。
使ってみると分かるが、見た目にも機能的にもグッドなデザインのヘッドホンなのだ。
中央のボタンを1回クリックで再生/一時停止、2回クリックで次の曲を再生、3回クリックで前の曲を再生。中央のボタンを押しっぱなしにすると曲名/アーティスト名を読み上げる
すでに同じ形状のリモコンは、リモコンとマイクが付いた「Apple Earphones with Remote and Mic」(3400円)や、カナル型の「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic」(9400円、関連記事)で採用しており、新iPod shuffleに始まった話ではないが、この点はもう少し評価されてもいいのではないだろうか。
Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic