「キャリア認定の中古スマホ」のメリットとデメリットは? チェックしてみよう!【2022年2月ソフトバンク編】
性能の高い機種を中心に、スマートフォンの本体価格は上昇する傾向にあります。そんな中注目を集めているのが、中古スマートフォンです。
従来、中古スマホは専門店を中心に取り扱われてきましたが、最近は大手キャリア自ら販売する「認定中古品」も登場し始めました。普通の中古スマホとは何が違うのでしょうか。この記事では、ソフトバンクが販売する中古スマホ「SoftBank Certified」を例に紹介します。
ソフトバンクが販売する中古スマホ「SoftBank Certified」は、2月6日時点ではiPhoneのみを扱っています(出典:ソフトバンクオンラインショップ)ソフトバンクオンラインショップで詳細をチェック!SoftBank Certifiedは、その名の通りソフトバンクの認定中古品です。簡単にその特徴を挙げると以下の通りです。
(※1)満充電(100%充電)にした場合のバッテリー容量
SoftBank Certifiedはソフトバンクが販売したiPhoneの公認リユース品です一般的に、中古スマホのメリットは新品よりも手頃な価格で購入できることにあります。それに加えて、SoftBank Certifiedには以下のようなメリットがあります。
中古スマホを購入するリスクの1つに、「ネットワーク利用制限」というものがあります。これは以下のいずれかの理由から、個々の端末単位で携帯電話ネットワークへの接続を“拒否”するように設定されたものです。
簡単にいえば、ネットワーク利用制限が掛かると携帯電話として使えなくなるということです。このような状態になった端末のことは「赤ロム」という俗称で呼ばれています。
通常、携帯電話の買い取り業者はネットワーク利用制限の状況を確認した上で端末を買い取ります。しかし、買い取り後、あるいは中古スマホとして売った後に「赤ロム」状態になってしまうこともあります。利用制限が掛けられた場合は、現在のユーザーが申告しても解除することができません。
その点、SoftBank Certifiedはソフトバンクがネットワーク利用制限をしないことを保証していることがポイントです。自分が買ったスマホが突然ネットワークにつながらなくなるという不安がないのは大きなメリットといえます。
SoftBank Certifiedで販売されるスマホは、いわゆる「赤ロム」になる心配はありません中古スマホは、新品と比べると手頃であることが大きなメリット……なのですが、それでも機種によっては高価になってしまうこともあります。
その点、SoftBank Certifiedの端末は新品の端末と同様に24回の分割払いで購入できます。さすがに「新トクするサポート」(48回払い+端末回収で25回目以降の残債を免除するプログラム)には加入できませんが、分割手数料(金利)は無料なので、「スマホを買う際の負担はできるだけ減らしたい」という人にはありがたいポイントといえます。
SoftBank Certified端末は、ソフトバンクの既存ユーザーも「機種変更」で購入できます。ただし、「半額サポート」「(新)トクするサポート」「トクするサポート+」に加入している場合は、各種特典を適用できません。
端末は24回払いで買えます。分割手数料も無料です。もちろん、一括払いでの購入も可能です一方で、SoftBank Certifiedにはデメリットもあります。その多くは、一般的な中古スマホと共通するものです。
SoftBank Certifiedで販売されるスマホは、初期化とクリーニング、バッテリー残量を始めとする各種機能点検を行った上で販売されます。
しかし、その元になる中古スマホは別の人が使っていたものであるがゆえに、1台1台の状態が異なります。簡単にいうと、使用感を覚えたり、軽微な傷/汚れが付いていたりすることがあるのです。
先述の通り、SoftBank Certifiedでは初期不良保証が付帯していますが、使用感、軽微な傷/汚れについては保証の対象外となります。この点は特に注意が必要です。
中古スマホゆえに、1台1台の状態は異なります。写真のように、軽微な傷や汚れが残ってしまっていることもありますが、初期不良保証の対象にはなりませんSoftBank Certifiedとして販売されるスマホには付属品がありません。充電に必要な「ACアダプター」や「USBケーブル」、音楽を聞いたりする際に必要な「イヤフォン」は別途購入してください。
もちろん、購入しようとする機種と互換性のあるACアダプター、USBケーブルやイヤフォンを持っている場合は、それを流用できます。「もう持っているから、いらないんだよなぁ……」と思うことがない点は、見方によってはメリットかもしれません。
SoftBank Certifiedとして販売されるスマホは“中古”です。そのため、メーカーやソフトバンクが提供する延長/拡張保証(補償)サービスの対象外となります。2月6日現在は中古のiPhoneのみを取り扱っているため、具体的には以下の保証サービスに加入できません。
SoftBank Certifiedとして販売される中古のiPhoneは延長/拡張保証(補償)サービスの対象外ですが、Appleが提供する有償の故障修理サービスは受けられます(バッテリー交換を含む)。具体的には、以下の拠点で修理を依頼できます(※2)。
また、一部のソフトバンクショップでは、Apple正規サービスプロバイダへの修理取り次ぎサービスを提供しています(取り次ぎ可能かどうかは店舗に問い合わせて下さい)。
(※2)Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ(特定のソフトバンクショップを含む)で修理する場合、作業内容によっては預かり修理となることがあります
ただし、前のユーザーが先述の拠点“以外”で修理を行っていた場合、修理に非純正部品が使われていると正規拠点での修理が行えないことがあります。
SoftBank Certifiedでは、このことを「免責事項」としています。正規拠点で修理できなかったことを理由とする端末の返品や交換できないので注意しましょう。
SoftBank Certifiedとして販売されるスマホでは、以下の割引を適用できません。
SoftBank Certifiedは「ソフトバンクオンラインショップ」でのみ販売されています。オンラインショップ限定の「web割」も適用可能で、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を伴う新規契約をする際に、料金プランとして「メリハリ無制限」(割引前の月額料金は7238円)を選ぶと、端末代金が2万1600円引きとなります。
2月6日現在のSoftBank Certifiedのラインアップは以下の通りです。
iPhone 8は、2017年9月に発売されたモデルです。指紋センサー(Touch ID)を搭載しているので、マスクをしている状態でも生体認証を行えることがメリットです。
SoftBank Certifiedでは64GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は2万1840円で、web割を適用した場合は480円で購入可能です。
(出典:ソフトバンク)ソフトバンクオンラインショップで詳細をチェック!iPhone Xは、2017年11月に発売されたモデルで、iPhoneとしては初めて有機ELディスプレイと顔認証(Face ID)に対応しています。
SoftBank Certifiedでは64GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は3万1200円で、web割を適用した場合は9600円で購入可能です。
(出典:ソフトバンク)ソフトバンクオンラインショップで詳細をチェック!iPhone XRは、2018年10月に発売されたモデルで、顔認証(Face ID)に対応ししています。
SoftBank Certifiedでは128GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は3万1200円で、web割を適用した場合は9600円で購入可能です。
(出典:ソフトバンク)ソフトバンクオンラインショップで詳細をチェック!iPhone XSは、2018年9月に発売されたモデルで、顔認証(Face ID)に対応ししています。
SoftBank Certifiedでは256GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は4万1280円で、web割を適用した場合は1万9680円で購入可能です。
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