沿って, Uav-jp 23/10/2022

アンダー5,000円のオンイヤーヘッドホン「JBL TUNE 510BT」を買ったら家族で取り合いになった話

いま手放せないガジェットNo. 1。

コロナ禍でリモートワークが推奨されるようになって1年以上経ちますが、みなさんいかがお過ごしですか。我が家はけっこうカオスです。

一日中会議してるサラリーマン、一日中オンライン授業してる中学生、ヒマさえあればゲームしてる小学生、そしてそれらの声をかき消すべく一日中音楽を聴きながらライターしてる人。いずれもヘッドホンやイヤホンが欠かせません。なので、「5,000円以下で音がいい」と言われているJBLのワイヤレスヘッドホンが4月16日に発売されるやいなや即買いしました。

使ってみたら実際によかったので、おすすめします。

JBL TUNE 510BT Bluetoothヘッドホン 密閉型/最大約40時間連続再生/オンイヤー/USBタイプC充電/マルチポイント ホワイト JBLT510BTWHT 【国内正規品/メーカー1年保証付き】

4,982円

好評だった「500BT」がさらにパワーアップ

2019年に発売された「JBL TUNE 500BT」の後継モデルにあたる 510BTは、口径のサイズと全体的なデザインは変わらずともパワーアップしている点がいくつかあります。

まず、連続使用時間が最大16時間から最大40時間に延びました。チャージを忘れてしまっても大丈夫、長持ちします。うっかりバッテリーを切らしても、急速充電に対応しているので5分チャージすれば最大約2時間の音楽再生が可能になり、充電スピードも倍になりました。

バッテリー寿命が延びた分だけ重量は5グラム増えています。それでも160グラムなので、一日中首にかけていても肩が凝らない軽さです。

さらに、Bluetoothバージョンが4.1から5に強化され、Bluetooth信号の伝送範囲が拡大しています。家の中で動き回る分にはまったく途切れることがありませんでした。

シンプルで使い勝手よいデザイン

デザインは軽量化されているがゆえにミニマル。でも機能性は充分です。

イヤーカップに搭載されている操作ボタンで電源のON/OFF、ポーズ/再生、音量コントロールとトラック送り/トラック戻しが可能。マイクが内蔵されているので、スマートフォンに接続中に着信があった場合はハンズフリー通話に切り替えられるそうです(実際に試してみる機会には恵まれませんでしたけど)。

個人差があると思いますが、ヘッドホン部分はホールド力強めに感じました。2時間以上連続して使用していると耳介がジンジンと痛むことも。

ただ、そのまま首のまわりにかけておいても気にならない軽さなので、結局一日中肌身離さず着用していることが多かったです。

アンダー5,000円のオンイヤーヘッドホン「JBL TUNE 510BT」を買ったら家族で取り合いになった話

平たく畳めるのはものすごく便利です。省スペースでどんな形状のバッグにもスッと滑り込ませられるので、いつでもどこでも一緒、が可能です。

大音量が得意

肝心なサウンドですが、ちょっとクセがあります。

端的にいえばドンシャリ感がすごい。たとえば赤い公園の『絶対零度』を聴いているとシンバルのシャリシャリ音が耳元に迫ってきますし、Adoの『うっせぇわ』のパンパンに張ったドラム音も小気味良いかんじに響きます。

パワフルなJBL Pure Bassを搭載しているとなれば、ゴツめの低音を期待したいところでした。ですが、個人的にはベース音に思ったほどのブーストを感じませんでした。ミッドレンジには伸びやかな表現力がありますが、さすがにオーバーイヤーヘッドホンの音の深みにはかないません。

とはいえ、この価格帯で、32mm径のドライバーを使用しているモデルとしては充分すぎるぐらい迫力のあるサウンドです。最新曲はもちろん、古い音源でもデジタルリマスター版ならくっきりと鮮やかな音色が立ち上がります。

ただし、小さな音は苦手みたいです。音量を最小限に絞ると音が乱れてしまい、特にピアノメインのインスト曲は硬い金属を叩くような音に。ある程度の音量になってはじめて低音の「ドン」が効いてくるように感じました。

音漏れ問題

ここで「JBL TUNE 510T」最大の難点が浮き彫りになります。音漏れです。

大音量で聴くことにこそ意義があるヘッドホンなのに、残念ながら一部の音は漏れます。

たとえばiPhoneの音量を80%ぐらいの設定にしてビッグバンドジャズを聴いている場合、1メートルほど離れていてもアルトサックスの旋律が聴こえてくるレベルでした。

マルチポイント接続には混線のリスクも

ただ、ステイホームしている分には音が漏れても大した支障にはなりません。むしろリモートワーク中に一番やっかいだったのは、複数のBluetoothワイヤレスヘッドホンを使用している場合の混線リスクでした。

510BTはマルチポイント接続に対応していて、最大2台までのデバイスに同時接続できます。ところがこの利便性が仇となり、意図していないデバイスに自動的につながってしまうことがよくありました。別室で始まった娘の授業をシャットアウトするために510BTで音楽を聴こうと思ったら、逆に娘のiPadにつながってしまい、授業を盗み聞きするハメになったことも。

そういう時は手動でBluetooth接続を解除すればいいだけの話なのですが、少々やっかいではありました。

家族の間でひっぱりだこに

とまあ、細かいことを書いてしまいましたが、「JBL TUNE 510BT」は総合的に満足度の高いワイヤレスヘッドホンです。

その証拠に、このレビュー期間中に家族にも使ってもらったところ、全員が異口同音に「これ欲しい!」と主張してきました。愛される理由はそれぞれで、「音がいい」、「コンパクトに収納できる」、「白がかわいい」などなど。

わたし自身とても気に入ってしまい、ほぼ一日中首元にぶら下げているか、耳に当てているかのどちらかでした。だって一時でも手放したら、家族の誰に盗まれるかわかりませんでしたから。我が家の新しい生活様式に欠かせないヘッドホンだからこそ、もうひとつお迎えしちゃってもいいのかもしれません。

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4,982円

Photos: 山田ちとらReference: JBL

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。