沿って, Uav-jp 01/09/2022

Clubhouseで使えるイヤホン・ヘッドホンはどれか。ギズモード編集部&ライターで試してみた

なお実験の翌日、Apple(アップル)以外の某モデルを手に入れてしまいました。

1月後半より巻き起こったClubhouseブーム。いつアプリを開いても同じ人の名前が表示され「この人いつ寝てるんだろ」と感じたり、ルームによっては高々としたイビキが聴こえることも増え、そろそろClubhouse疲れという言葉が流行りそうな気がしなくはないですが。

Clubhouseでいい声を発したいと思う気持ち、ないですか。

ワイヤレスより有線が吉。クラブハウスのためのマイクつき有線イヤホンを集めてみたでアンサーしてしまった気もするのですが、有線だとひっかかったりタッチノイズが入るといったデメリットもありますし、いい声お届けできるワイヤレスイヤホンが欲しいという気持ちもあります。

そこで10人のギズモードエディター、ライターがClubhouseで集まり、それぞれ自分のワイヤレスイヤホンなどを持ち寄って喋って聞き心地を公開チェッキング。参考までにワイヤレスヘッドホン、有線イヤホンでもチェックしました。

採点は5点評価で、基準となるiPhone内蔵マイクが4点という設定です。さあ。どのモデルのマイクならClubhouse上で美声となるでしょうか。

完全ワイヤレスイヤホン・Anker Soundcore Liberty Air 2(2点)

Anker Soundcore Liberty Air 2(ワイヤレス イヤホン Bluetooth 対応)【完全ワイヤレスイヤホン / Bluetooth5.0対応 / ワイヤレス充電対応 / IPX5防水規格 / 最大28時間音楽再生 / HearID機能 / Qualcomm aptX™ / cVc8.0ノイズキャンセリング / PSE認証済】ブラック

7,999円

ノイズキャンセリングマイクを搭載した完全ワイヤレスオンライン。なのですが、これがどうもClubhouseとの相性が悪くて泣けます。

なお同機は計4つのマイクを使っています。うどんスタイルのさきっちょにマイクを仕込んでいるでしょうし、顔表面の回析を受けにくいはず。なのにこの事態。Clubhouseでは使いたくないな…。

完全ワイヤレスイヤホン・Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro(3点)

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro(ワイヤレス イヤホン Bluetooth 対応)【完全ワイヤレスイヤホン / Bluetooth5.0対応 / ウルトラノイズキャンセリング / 外音取り込み / ワイヤレス充電対応 / IPX4防水規格 / 最大26時間音楽再生 / 専用アプリ対応 / HearID機能 / 通話ノイズリダクション / PSE認証済】ブラック

12,980円

マイクだけではなくスピーカー側にもノイキャンをつけたProモデル。フル装備なのに1万円ちょいのプライスということもあり、売れています。めちゃ売れています。

しかし、マイクは残念気味。いやいや、普通に話すぶんにはシャープめの声で聞き取りやすいのですが、Clubhouseはもともと帯域が狭くて、低域も高域もバッツリ切れているんですよ。この仕様とマッチしていません。

ワイヤレスヘッドホン・Jabra Move Style Edition(3点)

Jabra ワイヤレスヘッドホン Move Style Edition ネイビー BT4.0/2台同時接続/1年保証 【国内正規品】 100-96300005-40

6,277円

コンパクトなオンイヤーワイヤレスヘッドホン。ヘッドバンドのクリアランスが狭く、小顔の方におすすめしたいモデルです。ただし眼鏡との相性はあんましよくない。

票が分かれました。イヤホン、外部スピーカー接続派からは好評なものの、iPhone内蔵マイクで聴く声はザラつき強し。シャープネスのフェーダーをフルに上げたかのような高域のジリジリさがあり、最終的に低得点となりました。アーメン。

完全ワイヤレスイヤホン AVIOT TE-BD21J-PNK(2点)

ピエール中野 × AVIOT TE-BD21j-pnk ピエール中野コラボモデル 第3弾 ワイヤレスイヤホン bluetoothイヤホン

29,000円

「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野さん監修の完全ワイヤレスイヤホン。バランスド・アーマチュアドライバー×2、ダイナミックドライバー×1という豪勢な仕様で、リスニングにいい。特にボーカル曲がめっちゃいい。

でも、マイククオリティは残念。「声が遠い」の合唱をみるに、マイクホールが外側に向いており、前側に向いているイヤホンとの音量差が如実に現れてしまったようです。iPhone内蔵マイクや、ビームフォーミングマイク搭載イヤホンと違って、オートボリュームが効いていないというのも原因っぽい

ワイヤレスイヤホン nura NuraLoop(3点)

NuraLoop イヤホン Bluetooth ワイヤレス aptX™-HD 自動パーソナライズ機能付き 16時間連続再生 有線対応

24,480円

装着した人の聴力・外耳道反響状態を測定し、ベストなサウンドに調整してくれる次世代イヤホンの先駆け。左右の聴力差も解消してくれるので、初めて体験するとびっくりします。サウンドステージのクリアさに。

「1点」「3点」「4点でもいい」と、これまた評価が分かれる分かれる。後日ジャーナリスト・小寺さんとチェックしたときはAMラジオ的圧縮感があるということがわかり、聞いている人によって印象が大きく変わることがわかりました。

ワイヤレス骨伝導ヘッドセット AfterShokz OPENCOMM(4点)

骨伝導 通話専用 OpenComm Slate Gray AfterShokz 骨伝導イヤホン ワイヤ レスヘッドホン テレワーク在宅ワークに最適 最強ノイズキャンセリングマイク運転中の通話でもきちんと相手に届きます

19,998円

Clubhouseで使えるイヤホン・ヘッドホンはどれか。ギズモード編集部&ライターで試してみた

骨伝導デバイスにマイクアームを合わせ、ピンマイクのように口元にマイクを寄せられるのがポイント。下馬評ではNo.1ではないか、という声が出ていました。

マイクと口の距離は圧倒的正義であることがわかる結果。しかも骨伝導デバイスはカナル型のように耳穴拡張感に悩まされることがないため、聴き続けるということに適しているんですよね。

完全ワイヤレスイヤホン HUAWEI FreeBuds Pro(5点)

HUAWEI FreeBuds Pro/シルバーフロスト/Bluetoothワイヤレスイヤホン/アクティブノイズキャンセリング/デュアルデバイス接続/30時間音楽再生 【日本正規代理店品】

19,191円

ファーウェイ版AirPods Pro。メーカーのことを考えるとAndroid端末に特化したモデルかと思えてきますが、iPhone、iPadでも問題ありません。

マイクの開口部が広く、声成分をいっぱい受け取ってくれそうな外観に期待していましたが、予想を超えた結果に一同拍手です。外音取り込み機能のクオリティとも関係あるのかもしれません。

ワイヤレスヘッドホン アップル AirPods Max(6点)

最新 Apple AirPods Max - スペースグレイ

67,980円

アップルが送り出してきた高級ヘッドホン。iPad Airと似た価格で、コイツを手に入れるのは勇気と覚悟が必要です。でもラウンジトーンがお好きならマジで買い。マイクもめっちゃいいんだから。

5点評価といってるだろ! でもK点超えだから仕方ありませんということで6点。ワイヤレスなのにノイズレスで聞き取りやすく、あなたのイケボを健やかに発信できるSSR武装となるでしょう。

完全ワイヤレスイヤホン アップル AirPods Pro(4点)

Apple AirPods Pro

28,253円

あなたもわたしもAirPods Pro。みんな大好きAirPods Pro。もう説明はいらないでしょう。世界中のiPhoneユーザーに受け入れられている、現世代のリファレンス(基準)イヤホンです。

iPhone内蔵マイクとの音質差をなくすようにAirPods Proを作っているというのは想像つきます。そのうえで、iPhone専用アプリとしてはじまったClubhouseは、iPhone内蔵マイクと共に、いま一番売れているAirPods Proとの相性をNo.1とするべく音質チューニングしたのではと考えられますね。

有線イヤホン アップル EarPods with Lightning Connector(6点)

Apple EarPods with Lightning Connector

2,111円

iPhone 7~iPhone 11世代まで本体に付属されていたLightning接続のEarPods。通話用プロファイルで劣化してしまうBluetoothと違って、有線です。

その効果は絶大でした。なんといっても音がなめらか。ちょっと大きな声をだしたとしても、破綻なし音割れなし。iPhone側の自動補正機能もフルに働いているのでしょう。

完全ワイヤレスイヤホン JBL CLUB PRO+ TWS(4点)

JBL初のノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン。リズミカルな音楽を聴くのにグーなパワフル低域ホン。こいつ、ノリノリです。

肝心のマイクですが、あら! 声がシャープで聴き取りやすい。滑舌がよくなったかのよう。小型の完全ワイヤレスイヤホンでも声をしっかりと捉えるビームフォーミングマイクが働いていることがわかります。

完全ワイヤレスイヤホン Jabra Elite Active 65t(4点)

Jabra 完全ワイヤレスイヤホン Elite 65t チタンブラック Amazon Alexa搭載 BT5.0 ノイズキャンセリングマイク付 防塵防水IP55 2台同時接続 2年保証 北欧デザイン 【国内正規品】 100-99000000-40

8,400円

2018年式ですが、当時の電波安定性は最高レベル。モーションセンサーも内蔵し、ワークアウト中の動きも計測できるヒアラブルデバイスです。

4つのマイクを使ったビームフォーミングの精度はいまなおトップクラス。やや高域成分が控えめで、音のエネルギーがボトム寄り。太めの声にしたいと思う男性向きですね。

完全ワイヤレスイヤホン ソニー WF-1000XM3(3点)

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3 : 完全ワイヤレス/ Amazon Alexa搭載 /Bluetooth/ハイレゾ相当 最大6時間連続再生 2019年モデル / マイク付き /ブラック WF-1000XM3 B

22,618円

ノイズキャンセリング軸で勝負を決めるなら、完全ワイヤレスイヤホン枠でトップを争う戦力となるWF-1000XM3。スマートですっきりしたサウンドも魅力の機種です。

マイククオリティはみな悩みました。しかし「これならiPhone内蔵マイクでいい」という声が多く、3に。響きが少なく発音は聴き取りやすいけど、高域がノイジーでした。

完全ワイヤレスイヤホン Google Pixel Buds(3点)

Android端末を連携しリアルタイム音声翻訳を可能とした、これまたネクストトレンドの機能をもったイヤホン。大きく見えますが耳介も使ってフィットさせるため、万人向けの装着感がグーです。

声質は悪くはない。でもiPhone内蔵マイクを超えるものではない。ということでこの点数。なお「軽すぎる」の意見ですが、高域寄りの声にしたい方にとってはメリットがあるものだと判断してください。

完全ワイヤレスはHUAWEI FreeBuds Proの勝利

Bluetoothプロファイルで圧縮され、さらにClubhouse側で全員の声をMIXして再圧縮。音質というものを見極めるにはかなり厳しい状況ゆえ、そうそう差は出ないんじゃないかと思えたのですが。

いやいや。テストって大事ですね。めっちゃ差が出た。

参考までに後日、個人的に行なったテストでは、1点と思えるイヤホンもでてきました。これ、誰が喋っているか声で判別できないでしょというくらい、ぶっ潰れトーンのイヤホンがあったのです。

んでんで。結論としては

・有線最高

・AirPods Max最高

・ビームフォーミングマイク搭載機もアリ

の3ホン。そして完全ワイヤレス枠のなかでは、HUAWEI FreeBuds ProがNo.1となりましたおめでとうございます。

声でコミュニケーションを取るSNSゆえ、声質向上を目指したいのであれば、このキーワードにフィットするイヤホン・ヘッドホンを選んでくださいね。