iPhone 13はなぜLightningのままなのか? (2021年9月29日) - エキサイトニュース
「えー、がっかり」という人も多かったんじゃないでしょうか。
ここ数年、新しいiPhoneが発表されるたびに期待の声があがるUSB Type-C端子の搭載。iPhone 13でも待望論は叶わず、引き続きLightningケーブルが採用されました。一方で、同時に発表されたiPad miniはしっかりUSB Type-Cに対応。さらに、先週23日には、EUでスマホやタブレットの充電機器の端子をType-Cに統一する法案が発表されて「Lightningはどうなるんだ」問題が突如ホットな話題になりました。
どうしてiPhone 13シリーズはLightningケーブルのままなんでしょう?
AppleとType-Cの関係 Image : Gizmodo US今や他社のスマホの多くがType-Cを採用しているのに、Appleは今回もLightningを採用。頑なだなぁとか、AppleはType-Cが嫌いなのかなと思っちゃいそうですが、Type-CはAppleの要望で生まれたとも言われています。
というのも、複数の企業からなるType-Cの策定メンバーにはAppleのエンジニアが多く参加していたから。
The Vergeは「Appleは18人のエンジニアを割り当て、Type-Cの仕様策定に協力している。この数は24人が参加したIntelの次に多く、Microsoftの16人、Googleの10人、Dellの5人、HPの6人と比べると大所帯だ」と書いています。さらに、Type-CはLightningと同じリバーシブル仕様でサイズ感も似ているし、Thunderboltとも似た機能を持っているため「これってAppleの意見がかなり反映されている?」という見方が広まったようです。
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