50代老眼“進行を遅らせる”今できること【医師が解説】(集英社ハピプラニュース) - Yahoo!ニュース
配信
5コメント5件Web eclat
私、美容ジャーナリスト・小田ユイコの場合、40代から始まった老眼モンダイ!50歳を超えてから、夕方以降の目のかすみがひどくなり、遠くも手もとも見えづらくて仕事にもプライベートにも差し障る日々……。夕方以降も快適にものを見るにはどうしたらいいのか、眼科専門医梶田先生に取材しました!【写真】更年期に起こりやすい症状50歳を過ぎたころから急に気になりだした夕方以降の目の見えづらさ。趣味のテニスも、ナイター照明ではボールが見えづらく、夕方以降のプレーは避けています。一番困るのは、文字をしっかりチェックしなければならない校正作業で目がかすむこと。ほかにも、ランチタイムは大丈夫なのに、夜のレストランでメニューが読めない! これっていわゆる「夕方老眼」なのでしょうか。眼科専門医の梶田雅義先生にお話をうかがいました。
40代から始まる「夕方老眼」は、老眼の初期症状。夕方「遠く」が見えづらくなる
Web eclat
夕方老眼という言葉を聞きかじり、私もこれに当てはまるのかなと思ったのですが……。「夕方老眼は、老眼の初期症状。小田さんのように、すでに老眼で夕方以降近くのものがより見えづらくなるのとは、少し違います。私は夕方老眼を『アフター5ブラー』と呼んでいます。ブラー(blur)とはぼんやりすること。仕事が終わって帰ろうとする頃、遠くが不鮮明になり、見づらくなることをさします」(梶田先生)。遠くが見づらくなることと、近くが見づらくなるのとでは、違いがあるのですね。「はい、まずは遠くが見えづらくなる夕方老眼のほうからご説明しましょう。夕方遠くが見づらくなるのは、日中手もとばかりを見て過ごし、帰宅で建物から出たときいきなり遠くを見るからです。問題は、目のピントを調節する水晶体にあります。水晶体は、カメラでいえばレンズの役割。眼球の前面(角膜のすぐ後ろ)に存在し、ラグビーボールを立てたような形をしています。この水晶体の上下には毛様体筋という筋肉がついていて、ギュッと押してふくらませたり、引っ張って薄くしたりして、ピント調節をしています。デスクワークなどで近くを見ているときは水晶体がふくらみ、遠くを見るときは薄くなりピントが合います。しかし、日中ずっと厚みのある状態が続いていた水晶体は、夕方急には薄くなれず、遠くを見るとピントがぼやけてしまうのです」。
1/3ページ
最終更新:集英社ハピプラニュース