沿って, Uav-jp 21/05/2022

Beatsのワイヤレスイヤホン「BeatsX」レビュー:iPhoneと相性抜群。AirPodsの代わりになれる?

「もう、縛られない」

iPhone 7からイヤホンジャックがなくなり、Bluetoothイヤホンのニーズが日々高まる今日この頃。Apple(アップル)が提供するソリューションは「シンプルで魔法のようなワイヤレス」の「AirPods」。16,800円(税別)という価格はまだ良いですが、現状は出荷されるまで6週間の我慢が必要です。

そしてこのAirPodsと同時に発表されたのが、Apple傘下のオーディオブランドBeats by Dr. Dreの新しいワイヤレスイヤホン「BeatsX」。こちらは14,800円(税別)という価格で、サードパーティーのApple製品用イヤホンの最有力候補。今回はAirPodsのレビューもした、米GizmodoのChristina Warrenさんによる使用レビューをお届けします。

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BeatsXは、W1チップ搭載のBeatsシリーズの3番目の製品(Appleも含め全体だと4番目)です。このAppleが設計した無線チップセットは、バッテリー寿命を延ばし、Appleの製品と瞬時にペアリングすることを可能にします(iPhoneは、iOS 10.1以上の必要あり)。

ペアリングするには、BeatsXとiPhoneを近づけるだけ。BeatsXの電源を入れるとすぐに近くのiOS端末とペアリングを開始しようとするので、ポップアップされた「接続」ボタンを押せば、瞬時に音楽をワイヤレスで聴けるようになります。

BeatsXの装着感も快適です。何時間耳につけたままでも、(イヤホン装着時の)よくある痛みも皆無。またBeatsには、4つのサイズで用意されたイヤーチップが同梱されています。私の小さい耳には一番小さいチップがぴったりでした。そしてAirPodsと違って、BeatsXはネックストラップで結ばれているので片側だけ無くしてしまう心配もありません。

人気のあるBluetoothイヤホンの「Jaybirds X3」など、市販されている多くのワイヤレスイヤホンのように、BeatsXはネックレスデザインを採用しています。BeatsXを耳に装着して使用しないときは、マグネットでイヤーチップ同士をパチッとまとめて、首回りにネックレスのようにかけておくことができます。同様のマグネットデザインを採用しているBluetoothイヤホンの「BUTTONS」も気に入っていましたが、BeatsXでもパチッとできてすごく快適です。

BeatsXのキャリングケースは全然よくありません。ケースの中にイヤホンをどう収めればいいのか、よくわからない。

このネックレスは、音量をコントロールしたり、音楽をスキップしたり停止したり、電話をとったりすることができます。 Jaybird X3とは違ってコントローラーは軽量で、その重さで耳から外れてしまうようなことはありません。また、私のAirPodsの最大の不満点、「音量をSiriでしかコントロールできない」ということもありません(L側についているトラックコントロールで音量調節可能)。

BeatsXのバッテリーは長持ちする上に軽量で、首にかかる部分に配置されています。AppleのLightningケーブルで充電し、5分のクイック充電で最大2時間も使うことができる上に、フル充電すると8時間もちます。最大40時間もつBluetoothヘッドフォンの「Beats Solo 3 Wireless」と比較すると少なく感じますし、充電の仕組みはAirPodsに付属している充電ケースほど良くありませんが、それでも良い塩梅だと思います。

Beatsのワイヤレスイヤホン「BeatsX」レビュー:iPhoneと相性抜群。AirPodsの代わりになれる?

そしてネックレス型のデザインは、特に運動しているときに便利です。AirPodsは良い感じに耳にフィットしますが、それでも走るときは落とさないか不安です。でもBeatsXを耳に装着した状態なら快適にエクササイズできました。フィットネス用途にフォーカスしたBluetoothイヤホン「Powerbeats 3 Wireless」ほどではありませんが、アクティブな人にもBeatsXはおすすめです。

音質もグレート。AirPodsやEarPodsよりも低音が響きますが、ものすごく重く聞こえるというわけでもありません。Futureの『HNDRXX』を聴くとベースノートが忠実だし、Remy Maの"ShETHER"のような曲もクリアに聞こえます。Powerbeats 3 Wirelessは未使用ですが、BeatsXのサウンドは古いPowerbeats 2と一緒です。 高音域と中音域は鮮明に聞こえ、低音の響きもやり過ぎず、でも適度な存在感があります。さらに、ケーブルには音声通話ができるマイクもついています。

まとめると、BeatsXはAirPodsの代わりに十分なるということ。しかも日本だと2,000円ほどBeatsXのほうが安いです。

そしてiPhoneに簡単に接続できて、バッテリー持ちも良くて、操作性も優れています。AirPodsほどデザインは洗練されていないかもしれませんが、実用性で言えばパーフェクトだと思います。

最後に

・BeatsXなどのBeats製品を買うと、Apple Musicの3カ月分無料クーポンが付いてきます。2940円相当!

・羽型イヤーチップを使わなくても、運動中でもBeat Xは耳から外れませんでした。

・150ドル(日本価格は14,800円)は、似たようなデザインで似たような音のJaybird X3と比較すると高いです。もしAndroidユーザーで、Beatsというブランドにこだわらないのであれば、別の選択肢もありだと思います。

・iPhoneとのペアリングはすごく簡単で、これは個人的にはかなり高評価ポイント。

・付属している充電用のライトニングケーブルはすごく短いです。

・カラバリにローズゴールドがないのがもったいない。

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image: Gizmodo USsouce: Apple, Beats by Dr. Dre

Christina Warren - Gizmodo US[原文](mayumine)