沿って, Uav-jp 11/08/2022

Engadget Logo エンガジェット日本版 MX Keys Miniレビュー。ショートストローク外付けキーボードの大本命と今こそ訴えたい

実は、2017年発売の「CRAFT」、2019年発売の「MX Keys」の発表会でロジクールさんに「日本市場ではテンキーレスモデルのほうが絶対売れますよ」と懇願していたんです。本当に長らく待たされましたが、同社からテンキーレスのフラッグシップキーボード「MX KEYS MINI」が10月14日に発表されました。直販価格は1万3860円で、発売日は11月11日予定です。

狭い場所でも効率的な作業。「ノートPC配列」高級キーボード、MX Keys Mini日本版をロジクールが発表

MX Keysのテンキーレス版、USBレシーバーはLogi Bolt

「MX KEYS MINI」は一言で表わせば「MX Keys」のテンキーレス版。ただし、ひとつだけ大きな違いがあります。それはUSBレシーバーが「Unifying USBレシーバー」から「Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー」に変更されていること。「MX KEYS MINI」には「Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー」は同梱されないので、Bluetooth Low Energyで接続するか、「Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー」を別途購入(1210円)する必要があります。

▲「Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー」はBluetooth Low Energyの技術をベースにした通信プロトコルを採用。「Unifying USBレシーバー」と同様に最大6台のデバイスを接続可能ですが、より高度なセキュリティー性、より優れた接続安定性を実現していると謳われています

▲同時に「アダプター USB-C-A」(1210円)が発売されます

サイズは295.99×131.95×20.97mm、カラーは4色

本製品のサイズは295.99×131.95×20.97mm、重量は506.4g。「MX Keys」はグラファイトのみですが、「MX KEYS MINI」はグラファイト、ペイルグレー、ローズの3色が用意されます。残念ながらブラックは日本市場に投入されません。

▲パッケージには、本体、USBケーブル、説明書類が同梱されています

▲配列は83キーの日本語仕様。残念ながら現時点で英語仕様は発売されません

▲ゴム足は5つ。底面には認証情報などが記載

▲キーボード面の角度は実測5度

▲背面に電源スイッチとUSB Type-C端子が用意。なお有線接続はできませんが、充電しながらワイヤレス接続で使用することは可能です

▲カラーはグラファイト、ペイルグレー、ローズの3色

▲実測重量は499.5g。タブレット、スマホ用キーボードとして持ち歩くのもアリかと

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エンガジェット日本版 MX Keys Miniレビュー。ショートストローク外付けキーボードの大本命と今こそ訴えたい

口述筆記、絵文字、ミュートキーを新搭載、タッチはMX Keysと同等

「MX Keys」の横幅は430.2mm、「MX KEYS MINI」の横幅は295.99mm。「MX KEYS MINI」は横幅を約69%にコンパクト化したことになります。その際、単にテンキーをカットしただけではなく、カーソルキーを右下に配置。また機能キーとして、ディクテーション(口述筆記)、絵文字、ミュート/ミュート解除キーが新搭載されています。これら3つのキーをワンプッシュで利用できるのは便利そうです。

▲「MX Keys」(上)の横幅は430.2mm、「MX KEYS MINI」の横幅は295.99mm。「MX KEYS MINI」の横幅は約69%にコンパクト化されたことになります

▲F6にディクテーション(口述筆記)、F7に絵文字、F9にミュート/ミュート解除キーが割り当てられています

▲絵文字キーを押せば、素早く絵文字を入力可能です

打鍵感は極上、強く底打ちしても高剛性ボディーがしっかり受け止める

「MX Keys」、「MX KEYS MINI」はキースイッチには特に違いはないようです。押圧力を計測してみましたが、「MX Keys」が0.49N、「MX KEYS MINI」が0.47Nとなりました(5回計測して最も軽かった値を採用)。キーピッチは実測19mm、キーストロークは実測1.8mmと、こちらも両者に違いはありません。ボディーの剛性も高く、相当強く打鍵してもその力をしっかりと受け止めてくれます。「MX Keys」の極上の打鍵感をそのまま継承しているわけです。

一点だけ不満を挙げるとすると、Fnキーが「CRAFT」や「MX Keys」と異なり左下に配置されている点は戸惑いました。しかし、個人的にはファイルネームを変更するとき(fn+F2キー)以外はファンクションキーを使わないので、譲歩できるレベルです。

▲押圧力は「MX Keys」(上)が0.49N、「MX KEYS MINI」が0.47N。5回計測した最も軽かった値を採用していますが、0.02Nの差は誤差範囲と言えるでしょう

▲キーピッチは実測19mm前後

▲キーストロークは実測1.8mm前後

▲球状にくぼんだキートップももちろん継承しています

▲近接センサーで自動的に点灯するキーボードバックライトも搭載されています

▲英語配列の「MX KEYS MINI」もfnキーが左下に配置されています。慣れるか、キー配置をカスタマイズするしかないですね

ショートストローク外付けキーボードの大本命

さて個人的には、ノートPCとデスクトップPCを併用する場合、両者のストロークに大きな差があると違和感を解消できないと考えています。そのため筆者はノートPCのストロークに合わせて、デスクトップPCでは「CRAFT」を愛用していました。しかし2017年からずっと、「テンキーがジャマだなあ」と思っていたんですね。

仕様に細かな変更はあるものの、打鍵感という点では「CRAFT」、「MX Keys」と同等。「MX KEYS MINI」はショートストローク外付けキーボードの大本命と強く推せる一台です。

▲テンキーレスの「MX Keys Mini」なら机の中央に設置可能。筆者にとって理想のショートストローク外付けキーボードなのです


狭い場所でも効率的な作業。「ノートPC配列」高級キーボード、MX Keys Mini日本版をロジクールが発表

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