グーグル、1タップBluetooth接続機能「Fast Pair」をAndroid端末間で同期可能に - CNET Japan
Googleが開発した「Fast Pair」は、Bluetoothアクセサリと「Android」デバイスを簡単にペアリングできる非常に便利な機能だ。しかしこれまでは、接続設定が保存されるのは、ペアリング操作を行ったデバイスのみに限られていた。
Fast Pairは、Appleの「AirPods」のペアリングのように、AndroidデバイスをBluetoothアクセサリの隣に置くだけでペアリングの設定が始まるというもの。これを使うとデバイスの画面にアラートが表示され、タップ1回でペアリングが完了する。
ただし、この機能には1つだけ不便な点があった。Fast Pairでは個別のデバイスとしかペアリングできず、手持ちのデバイスごとにペアリングの操作を繰り返す必要があったのだ。
しかし米国時間11月27日、GoogleはAndroidデバイス間でFast Pairの接続情報を同期する機能を新たに発表した。対象となるのはAndroid 6.0以降のバージョンを搭載するデバイスで、2019年にはこの機能がChromebookでも使用可能になる見込みだ。
Androidデバイス間でBluetoothのペアリング情報を同期するという今回の新機能も、Appleのアプローチに似ている。AirPods(およびAppleの「W1」チップを搭載したすべてのBluetoothヘッドホン)の場合は、同じ「iCloud」アカウントに登録されているすべての「iOS」および「macOS」搭載デバイスに、ペアリング情報が直ちに同期される。
Fast Pairの場合は、デバイス間で必要な情報を同期するのに、Googleアカウントを利用する。
Googleは、デバイスのFast Pair対応を促進するため、ヘッドホンメーカーを中心に、ハードウェアパートナーとの協力を進めている。具体的には、Jaybirdのヘッドホン「Tarah Wireless Sport」や、Anker SoundCoreおよびBoseから今後発売予定の製品がFast Pairに対応すると、Googleでは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。