Androidスマホを「高解像度ウェブカメラ」に変える方法
ライフハッカー[日本版]2021年9月16日掲載の記事より転載
今や私たちはオンライン会議の時代に生きています。ウェブカメラなしでパソコンを使っている人は、時々高品質のビデオカメラが必要になる可能性は十分あります。
しかし、新しいウェブカメラを買いに行く前に、Androidスマホを高解像度カメラとして使うのを検討してみてはいかがでしょう?
ほとんどのノートPCに付いている低品質のウェブカメラより、はるかに良い仕事をします。それに、お金の節約にもなりますよ。
用意するもの
「新品のスマホをウェブカメラとしてだけ使う」といった贅沢をすすめているわけではありません。
しかし、昔使っていたものや2台目のAndroidスマホが転がっているような場合は、オンライン会議用に使った方がいいでしょう。
スマホの背面カメラが機能していれば、そこまで心配することはありません。出費は、スマホ用の三脚とAndroidアプリに少しかかるだけです。
スマホ用の良い三脚を買うか、もしくは得意な人は自作してもいいでしょう。でも、毎回オンライン会議や通話を録画したいのであれば、良い三脚を買っても損はしないはずです。
Androidスマホを高解像度のウェブカメラとして使う方法
Androidのウェブカメラアプリはたくさんありますが、「DroidCam」は無料で信頼できるうえ、Play Storeでも高評価です。
DroidCamは、無料でダウンロードして使うことができますが、動画の解像度が480ピクセル、広告付き、カメラの回転や反転などの動画のオプションが使えないなど、いくつか制限があります。
有料版の「DroidCamX」(600円)にはこうした制限はありませんが、無料版でも十分実用的です。
1. Androidスマホにアプリをダウンロードしたら、Windows PCかLinuxを起動し、デスクトップ用のDroidCamクライアントをインストールします。
2. どちらもインストールしたら、スマホとパソコン両方のDroidCamを開きます。
3. AndroidのDroidCamアプリで、IPアドレスとポートを確認しましょう。IPアドレスのところにゼロが並んでいたら、スマホがWi-Fiに接続されているか確認してください。
4. パソコンのDroidCamで、画面左上にあるWi-Fiのアイコンをクリックし、IPアドレスとポートをそれぞれ入力し、Startを押します。
5. パソコンでカメラの映像が表示されたら、三脚やスマホの背面カメラを自分の方に向けましょう。Zoomやオンライン会議アプリで通話するのに、このカメラの映像を使うことができます。
注意してほしいのは、DroidCamのスマホとパソコンがWi-Fiネットワーク上で異なる周波数を使用している場合、接続の問題が起こることです。
たとえば、スマホが5GHz帯に接続し、パソコンが2.4GHz帯に接続している場合、この設定では機能しません。両方が同じWi-Fiネットワークの同じ帯域に接続していることを確認すれば、問題はありません。
また、DroidCamはUSBケーブル接続にも対応していますが、その場合の接続手順が少し複雑なので、ほとんどの人はそこまで面倒なことはしない方がいいと思います。
どうしてもケーブル接続したい人は、DroidCamのWebサイトのこのページで「Connect via USB (Android)」をクリックすれば、詳細が記載されています(英文)。
最後に、Androidスマホをウェブカメラとして使用している間、電源に挿したままでいいと思います。大事なオンライン会議の最中にバッテリーが切れて、突然カメラ映像が途切れるのは避けたいはずです。
Source: Amazon, Google Play ストア(1, 2), Dev47Apps(1, 2)