ドコモから京セラ製の「あんしんスマホ」 ケータイ風のボタン配置、ワンタッチで画面メモ撮影 - ITmedia Mobile
NTTドコモは10月6日、シニア層向けのAndroidスマートフォン「あんしんスマホ KY-51B」(京セラ製)を発表した。2022年2月以降に発売する。カラーはピンクゴールドとネイビーの2色。
あんしんスマホ KY-51Bは、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を使っている人がスマホデビューするための最初の1台として企画された製品。京セラのシニア向けスマホとしては初めてNTTドコモに投入されるモデルとなる。
【更新:10月7日15時15分】NTTドコモ広報部の要請により、端末のイメージ画像を差し替えました
「あんしんスマホ KY-51B」のピンクゴールドネイビー形状は同時に発表された「らくらくスマートフォン F-52B」と比べると一般的なスマートフォンに近く、縦長の6.1インチディスプレイを装備する。
本体は防水防塵(じん)仕様で、耐衝撃性能も担保されている。背面に指紋センサーを装備する。
電話の着信・終話や、メール・SMSアプリには専用のキーが割り当てられており、ワンタッチで起動できる。通話キーとメールキーにはLEDランプが内蔵されており、不在着信や未読メールを点滅で通知できる。また、着信を気づきやすくするための「大音量着信」機能や「でかバイブ」を搭載する。
初期設定のホーム画面「かんたんホーム」は、よく使うアプリのアイコンを大きく表示するなど、シニア層が使いやすいよう工夫されている。
スマホを使っている際のちょっとした困りごとを解消する「スマホの健康診断」機能を搭載。例えばインターネットがつながらない、画面が回転する、文字入力の方法が変わっているといったトラブルを、アプリ上で選択するだけで解決できる。
また、かんたんホームでは「画面メモ」ボタンが用意されており、スクリーンショットや画面録画(スクリーンレコード)をボタンを押すだけの操作で取得できる。分からない操作を家族に聞くときや、ショップで相談する際に役立つとしている。
地図やSNS、スマホ決済アプリなど、スマホならではの便利なアプリの使い方を紹介するコンテンツ「使い方ナビ」も用意。購入者には紙のガイドブックも進呈される。
画面サイズは6.1型のフルHD+(1080×2400ピクセル)液晶を備える。プロセッサはQualcomm製のSnapdragon 480(SM4350)を搭載。5G通信をサポートする。
メインメモリは4GBで、ストレージは64GB。背面カメラは4800万画素のシングルカメラを搭載(初期設定の記録解像度は1200万画素)。インカメラは800万画素となっている。
ディスプレイ下に物理ボタンとして電話、ホーム、メールボタンを搭載するほか、かんたんホームのUI上で戻るキー、画面メモキー、アプリ履歴キーを表示可能。ホーム画面はドコモ標準の「docomo LIVE UX」も搭載する。
生体認証は背面の指紋センサーによる指紋認証と、インカメラを使う顔認証に対応。防水はIPX5・8相当、防塵はIP6X相当。耐衝撃性能はMIL-STD-810H準拠となっている。
この他、おサイフケータイ、ワイドFM(ラジスマ)、歩数計機能に対応。外部端子はUSB Type-Cで、イヤフォンを接続するためのアダプターが付属している。
OSはAndroid 11を初期搭載し、2回のOSバージョンアップを提供予定としている。
細身で握りやすい形状になっているアイコンが大きい「かんたんホーム」を搭載通知エリアのボタン表示も大きめに作られている背面に指紋センサー左がネイビー、右はピンクゴールド4800万画素のメインカメラを搭載上部に電源キー下部。底面左側にストラップホールを備える左側面右側面。音量ボタンの下にあるボタンはダイレクトボタン。Google アシスタントなどを押すだけで起動できるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.