沿って, Uav-jp 28/06/2022

OLYMPUSロゴの次世代マイクロフォーサーズカメラ「OM-1」(Impress Watch) - Yahoo!ニュース

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写真:Impress Watch

OLYMPUSロゴの次世代マイクロフォーサーズカメラ「OM-1」(Impress Watch) - Yahoo!ニュース

オリンパスの映像事業を引き継いだOMデジタルソリューションズは、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ新製品「OM SYSTEM OM-1」を3月に発売する。OM SYSTEMのフラッグシップモデルと位置づけられており、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27万3,000円前後。カメラにはOLYMPUSロゴが入っている。【この記事に関する別の画像を見る】OM-1はオリンパスが1972年に生み出した一眼レフカメラと同じ名称。オンライン発表イベントで最高技術責任者CTOの片岡摂哉氏は、「(OM-1は)それまで、大きい、重い、シャッターの作動音やショックが大きいと言われていた一眼レフカメラの常識を全て塗り替えた歴史的カメラであり、チャレンジングスピリットがつまった我々の原点のようなカメラ」と紹介。そのチャレンジングスピリットを受け継ぐ製品として開発したのが「OM SYSTEM OM-1」だという。「新開発のデバイスと最先端のデジタル技術を結集し、センサーサイズの常識を覆す高画質を実現したほか、従来機種を大きく上回るAFや連写性能など、基本性能も大幅に進化した」という。さらに、特殊な機材や技能を必要とした高度な撮影を誰でも簡単に楽しめるように、コンピュテーショナルフォトグラフィ(デジタル画像処理)技術を取り入た「ライブコンポジット」や「ハイレゾショット」などを強化し、表現力豊かな撮影ができるという。センサーは、新開発の有効画素数約2,037万画素、裏面照射積層型Live MOSを搭載。従来比約3倍の高速化を実現した画像処理エンジン「TruePic X」を搭載することで、センサーサイズの常識を覆す高画質を実現したとする。新たなノイズ処理技術も導入し、常用で最高ISO 25600、拡張で最高ISO 102400の高感度を達成。画像処理技術によってダイナミックレンジも向上。「暗部から明部までこれまで以上に豊かな階調で表現できるようになった」という。OM SYSTEMの強みである高性能な手ぶれ補正は、「5軸シンクロ手ぶれ補正」で最大8.0段、ボディー単体で最大7段の補正効果を実現。新搭載の「手持ち撮影アシスト機能」により、これまで三脚を使用したスローシャッターでしか得られなかった表現を手持ちで手軽に撮影できるとする。TruePic Xとイメージセンサー、コンピュテーショナルフォトグラフィを組み合わせる事で、「ハイレゾショット」も進化。複数枚の画像を合成して高解像画像を生成する「5000万画素手持ちハイレゾショット」、約8,000万画素の超高解像画像を実現する「三脚ハイレゾショット」は、それぞれ処理時間が大幅に短縮。例えば、手持ちハイレゾショットは約5秒で合成が可能。ノイズも約2段分低減し、「圧倒的な高画素、低ノイズを実現する」という。通常撮影と「手持ちハイレゾショット/三脚ハイレゾショット」の切り替えを素早くおこなうための専用ボタンも搭載した。NDフィルターを使用したようなスローシャッター効果を使った表現が可能な「ライブND」は、効果の段数がND64(6段分)まで対応可能(ND2~ND64)になった。NDフィルターを取り付けられない超広角レンズでもスローシャッター効果が得られるほか、LVシミュレーションON時にはスローシャッター効果をファインダーや液晶モニターで撮影前に確認できる。明るく変化した部分のみを比較明合成する「ライブコンポジット」では、長時間撮影で発生しがちな画像が全体的に明るくなってしまう現象を防ぎ、メリハリのある美しい比較明合成写真を簡単に撮影できるとする。新たに手ぶれ補正にも対応し、手持ちでの撮影が可能。ピントをずらした複数枚の写真を合成し、手前から奥までピントが合った被写界深度の深い写真を撮影する「深度合成」機能では、合成時間が大幅に短縮された。HDR撮影にも対応する。イメージセンサーのフォトダイオードを4分割する構成によって縦・横両方向で位相差情報を取得できる、1,053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式を採用。全画素・全撮影領域で、さまざまなパターンの被写体の測距が可能になったという。新エンジン・TruePic Xの高速演算処理能力と新AFアルゴリズムにより、画面内のどの位置に被写体がいても高速かつ高精度なピント合わせが可能。ディープラーニング技術を活用して開発した「AI被写体認識AF」も搭載。従来以上に高速かつ高精度な被写体認識・被写体追従性を実現したほか、フォーミュラーカー・バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥といった被写体に加えて、動物(犬・猫)の認識も可能。C-AFに加え、S-AF時の動作にも対応。顔優先/瞳優先AFも検出精度、追従性、レスポンスを高めた。連写性能も進化し、約2,037万画素、AF/AE追従・ブラックアウトフリーで最高50コマ/秒、AF/AE固定で最高120コマ/秒の超高速連写を実現。通常の撮影では撮り逃してしまう瞬間を確実に記録できる「プロキャプチャーモード」使用時にも、最高50コマ/秒(AF/AE追従)と、最高120コマ/秒(AF/AE固定)での連写が可能。ファインダーは約576万ドットで、倍率0.83倍。そして表示遅延時間0.005秒、120fpsの高速表示性能を備え、「光学ファインダーの利点に迫りつつ、電子ファインダーならではの暗い場面での被写体が判別しやすく、露出の状況が分かりやすいといった利点を併せ持つ」という。ボディーの防塵・防滴性能は、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金ボディーの適所にシーリング部材を配置することで、従来機種よりもさらに高度な防塵・防滴保護等級IP53、そして-10度の耐低温性能も実現している。手ぶれ補正機構により、手持ちで安定した動画撮影が可能という。4K/60p動画に対応し、フルHDでは最高240pのハイスピード撮影も可能。MPEG-4 AVC/H.264、H.265、さらにマルチフレームレートにも対応し、30分を超える長時間の動画撮影も可能になった。ポストプロダクションに対応する外部機器への動画RAWデータ出力のほか、ハイライト部からシャドー部まで白とび、黒つぶれを抑えた撮影ができ、カラーグレーディングにより自由度の高い映像表現が可能な「OM-Log」にも対応。HDR動画を撮影できる新動画ピクチャーモード「HLG(Hybrid Log Gamma)」を追加している。イメージセンサーに付着したゴミを弾き飛ばす、ダストリダクションシステムも搭載。UHS-II対応のダブルSDカードスロットを備えている。

AV Watch,山崎健太郎

最終更新:Impress Watch