沿って, Uav-jp 24/09/2022

最短距離での運搬で人命救助! ドローン×AEDの可能性 | RBB TODAY

 1秒でも早い方が助かる可能性が高まるAED(自動体外式除細動器)による救命処置。しかし、AEDの普及が進んでいるとはいえ、処置を必要とする人のすぐ近くにいつでも設置されているとは限らない。※ほかの画像を見る そうした状況下で、一刻も早くAEDを届けるためにドローンを使った試験的な取り組みをマルチコプターラボとフィリップス エレクトロニクス ジャパン(フィリップス)が共同で行っている。 マルチコプターラボでは、かねてからドローンを活用した人命救助を提唱しており、水難事故現場ならドローンを使って浮き輪を投下したり、山岳事故現場なら遭難者に食料や医療品を投下するといった使い方を同社のWebサイトにて実験動画と共に紹介している。 インテックス大阪で10日まで開催されていた「防犯防災総合展 in KANSAI 2016」のフィリップスとフクダ電子の共同ブースでは、マルチコプターラボのドローンに、フィリップスのAEDを搭載する形で展示が行われた。 なぜわざわざドローンを使うのかと言えば、人が直接向かうことができないような場所や、ヘリコプターを飛ばせない場所において、ドローンなら近づくことができるからだという。 今回のAEDとドローンの組み合わせで考えれば、従来はAED設置場所まで取りに行き、現場に戻って救命処置をするという往復の時間がかかっていたのを、ドローンを使うことで設置場所から現場までの片道でいいという点がメリットとなる。 運搬するフィリップスのAEDに関しては、「ハートスタートFRx+」という日本限定モデルで、ケースにいれた状態であれば、メーカー公表値で1.22mからコンクリートへの落下をさせても耐えることができる設計になっている。 運用の際には、AEDの設置場所に人を配しておく必要はあるが、もし急病人が出てAEDを必要とする場合は、設置場所に連絡をし、現場までAEDを搭載したドローンを飛ばしてもらうかたちとなる。ちなみにAEDを投下する際は、地上50cm程度まで高度を下げた状態で行うそうだ。 実際にサービスとして提供するには、ドローン関連の法整備が待たれるが、屋外のイベント会場、敷地の広い工場や公園、スポーツ施設といった場所での運用などが想定される。

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