「空の産業革命がすでに起こっている」 千葉大・野波教授が語るドローン活用の現状
世界を変えるドローンの最新技術
司会:続いては野波先生、よろしくお願いいたします。
野波健蔵氏(以下、野波):どうもこんばんは。今、篠さんからのお話を受けて、ちょっと補足しながら、最近の話題も含めて、それから一応題目にありますように今後どうなっていくかのほうも、すごく皆さん関心があるかと思うんですが、その辺をちょっとご紹介したいというふうに思います。これはちょっとビデオなんですけれども、多分ご存知ですかね。時間の関係でちょっとだけ。
(映像が流れる)
CESというのはですね、コンシューマ・エレクトロニクス・ショーということで、ラスベガスで毎年正月明けの6日、アメリカ正月関係ないんで、2日から仕事ですから、6~9と3日間毎年行われているんですが。
これは先ほど手を挙げられていた方はほとんどホビー用の(ドローン)をお持ちかと思うんですね。フランスのパロット社が出しているドローンで、DJIのファントムですね。
最近話題になっているのが「SENSE AND AVOID」ということで、障害物を検知して回避する技術です。これDJIのブースですけど、これはインスパイヤーというPhantom Ⅲをアップグレードしたものですね。
こういう”Follow me teacher.”と言っているような、基本的にスポーツなんかで自分の極めつけのビデオを撮って皆さんに見せるためにYouTubeにアップするとか。
特にこういうところ、ランニングしたり、綱渡りも出てきますけど、二度とできないことを記念として撮るという意味では、すごいドローンという新しい文化、カルチャーが生まれているということで、今までの世界が大きく変わろうとしているということです。ちょっとこれ長いので省略しますけど。
(映像終了)
今、本当に世界はドローンで変わってきたなという感じなんですけれども。結局ラジコンとドローンの大きな違いは、ラジコンを飛ばすことが目的だったと思うんですけども、ドローンは買った日から飛ばせる、飛ぶ。
飛ぶのは当たり前で何をするかというと、基本的には空撮、撮影ですよね。カメラで映像を撮る。しかも今まで撮れなかった映像を撮るということがポイントだと思うんですが、最近はそこに人工知能を搭載するということで、メディア塾も人工知能を前回やられたということでありますけれども。
2045年問題とよくいわれる30年後、人工知能が人間の脳を超えるということで、かなり深刻な問題なんですけども、ちょっとそれは置きましょう。