沿って, Uav-jp
18/03/2023
世界初 小型無人航空機が相対速度200km/hで衝突を自動で回避 スバル
無人航空機の発展性に多大なメリット
スバルが行った衝突回避飛行試験のイメージ(画像:スバル)。
スバル(SUBARU)は2021年11月8日(月)、福島県南相馬市に設けられた広域飛行空域において、9月9日から10日にかけて無人航空機(UAV)の自律的な衝突回避試験を相対速度200km/hで実施、世界で初めて成功したと発表しました。【写真】無人航空機の自律的な衝突回避試験の様子 今回の試験は、日本無線、日本アビオニクス、ACSL、マゼランシステムズジャパンとの共同研究プログラムで、小型化・低消費電力化されたセンサーを10kgクラスのUAVに搭載して行われたとのことです。 一般にドローンと呼ばれる小型の無人航空機や、それよりも一回り大きく、より大きなセンサーなどを搭載できる中型の無人航空機は、すでに農業分野などで利用が広がっています。加えて、災害時の物資運搬や遭難者捜索、物流インフラなどの用途において期待が大きいことから、年を経るごとに運用数は増加しています。 しかしその一方、無人航空機とドクターヘリなどの有人機のニアミス実例が国内で報告されるなど、衝突回避技術は、安全利用のための喫緊の課題となっています。また、衝突回避技術は、無人航空機の実用化に必要とされる、「目視外飛行2」および「第三者上空飛行」の実現に欠かせない技術です。 そのようななかで、今回の試験成功は、小型無人航空機を社会実装するための目途立てとして、大きな前進となるものです。 スバルとしては今後、本成果を活用してより進化した衝突回避システムを確立し、無人航空機の社会実装推進に努めていくとしています。
Merkmal編集部