ニコン:「Z 9」[CP+2022 展示レポート] - PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン
フルサイズミラーレスカメラ ニコン「Z 9」
CP+2022オンラインや、リアル展示会場で展示予定だった製品についてニコンの担当者に話を伺った。
――CP+2022の目玉製品(プロダクト/サービス/ソリューション)を教えてくださいフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ「Z 9」です。
――主な特徴や、アピールポイントを教えてくださいZ 9は、ニコンの最先端技術を結集させ、静止画・動画ともにニコン史上最高の機能・性能を備えたカメラです。予期せぬ瞬間も捉えられる高画質8K UHD&4K UHD動画、様々な被写体の決定的瞬間を確実に捉えるAF&連続撮影性能、一瞬の動きさえ見逃さない、ファインダーの見え(Real-Live Viewfinder)、実用性が高く縦横4軸チルトモニターを備えながらD6を超える信頼性を実現しています。動画機能では、常温で最長約125分まで撮影できる8K UHD/30p、4K UHD/60p、4KUHD/120p、画面のクロップが起きない4K UHD/120p、2.3倍クロップモードの4K120p、オーバーサンプリングによる高精細な4KUHD/30p、編集耐性に優れたProRes422HQや、10bitカメラ内記録が可能など、動画撮影にも適した機能を搭載しています。
また、2022年のファームウェアアップデートでは、8Kを超えるオーバー8K60pを含む12bit RAW動画のカメラ内記録機能の搭載により、動画撮影における操作性や機能向上に対応予定です。今後のファームアップを楽しみにお待ちいただけると幸いです。CP+ニコンオンラインイベントでも、Z 9の動画・静止画性能について、映像クリエイターの方が撮影された作品を紹介しながらフォトライフを充実できるここでしか聞けないステージをお届けいたしますので、ぜひご覧ください。
――どのような現場やシーンでの使用を推奨・想定していますか?動画撮影においては、高精度で自然な動きのAF撮影が現場で使えること、ピント確認用のモニターを用意しなくても、画像モニターで映像の一部を拡大してピントの確認できることなど、ムービーカメラマン自身が被写体の動きとフレーミングに集中することができ、最小人員で高品質な4K UHD、8K UHD動画を制作したい時などにも活用できる機能を搭載しています。静止画も動画も両方とも高画質に撮影でき、様々なフォトグラファーの最高のパフォーマンスをサポートするカメラとしてお使いいただけます。クリエイティビティーを存分に発揮できるカメラを必要としているファッションフォトグラファーや、ミラーレスカメラのファインダーの見え、AF、操作性、堅牢性/信頼性への不安から、まだミラーレスカメラに移行していないスポーツ・報道現場のフォトグラファーまで、幅広いニーズに合わせてお使いいただけます。
――製品の開発コンセプトを教えてください最高の瞬間を過酷な状況でも止まらず捉え、撮り逃さないZシリーズのフラッグシップミラーレスカメラです。ニコンのフルサイズミラーレスカメラの中で、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮し、プロの方々にもその性能を満足してお使い頂けるモデルとしてZ 9を開発しました。幅広いジャンルの第一線で活躍するプロフェッショナルのニーズに応えるため、ニコンがこれまで培ったノウハウや最先端技術を結集させました。
――企画・開発の際に苦労した・こだわったポイントなどを教えてください開発当初から動画性能には妥協したくないという想いがあり、Z 9は本格的に動画も撮れるカメラとして商品企画をしました。これまでニコンは静止画のイメージが強かったため、動画を撮る人にも選んでもらえるためにどのようなカメラが求められるか、動画を専門/専業したユーザーや会社に何度もヒアリングを行い開発しました。特に8Kにおける長時間撮影時の熱対策は、これまでにないひとつ大きなチャレンジでした。
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