沿って, Uav-jp 07/01/2023

タブレットで注文 「ドローン」で配達…高齢者など“買い物弱者”を支援 北海道で実証実験

 ドローンを使って買い物した商品を家まで届ける。北海道十勝地方の上士幌町で行われた実証実験です。 高齢化が進んだ町で、買い物弱者を救う切り札となるのでしょうか? 荷物を運ぶドローン。 やって来たのは高齢者の自宅です。届けられた品は、納豆に生卵でした。利用者:「便利ですね。楽ですよね」 車を運転できない高齢者など買い物弱者を支援。ドローンは高齢化が進む町の救世主となるのでしょうか? 北海道・上士幌町は人口約4900人。3人に1人が高齢者です。

3人に1人が高齢者

 タブレットで注文 「ドローン」で配達…高齢者など“買い物弱者”を支援 北海道で実証実験

 町にあるスーパーは2店舗で、中心部に集中しています。日々の買い物に不便を感じる住民も少なくありません。 上士幌町民(86):「車が必要。足腰が弱り歩くことができない」 上士幌町民(90):「バス以外に交通手段がない。90歳だが運転免許を更新した。車がないと生活できない」 このような買い物弱者を支援しようと、上士幌町は民間企業と提携しドローンを使った実証実験を行いました。 廃校になった小学校を「デポ」と呼ばれる配達の拠点とし、地元のスーパーから食料品などを集約します。 住民がタブレットで注文すると、デポでスタッフがドローンに荷物を積み込みます。

配達の拠点から各家庭に配送

 ドローンは飛行中も安定するような特許技術が用いられていて、飲み物や割れやすいものも届けることができます。 またGPSを使い、人間の操縦なしで目的地まで運ぶことができるのです。

飛行中も安定し「人間の操縦なし」で運べる

 田中 うた乃 記者:「いま荷物を積んだドローンが飛び立ちました。風が吹いていますが、安定して飛んでいます」 デポを飛び立って約2分。300メートル離れた注文者の自宅前にドローンが着陸しました。荷物を受け取るとデポまで戻っていきます。 中には生卵が入っていますが、無事なのでしょうか? 実証実験に参加した 大道 静枝さん(82):「割れていません。大丈夫です。ドローンでの配達は便利で楽ですね」