沿って, Uav-jp
19/05/2022
28万人をライブ配信に動員したYOASOBIに学ぶ、ネット時代の新しい音楽の拡げ方
矢継ぎ早にYOASOBIが新しい取り組みを発表して話題になっています。
7月2日にユニクロとコラボした「YOASOBI UT」の発売を開始したかと思えば、新曲「三原色」と「夜に駆ける」の英語バージョン「Into The Night」もリリース。
7月3日の夜にミュージックビデオのYouTubeプレミア公開を実施したかと思えば、さらに本日7月4日の夜にはUTコラボを記念した配信ライブも実施。
これは、Netflixのようなグローバルな動画配信サービスの登場によって、アニメ「鬼滅の刃」が国境を越えて多くの人に拡がっているのと同じ構造です。
参考:映画「鬼滅の刃」の海外での大ヒットで考える、日本アニメの新しいヒットの方程式
日本のアーティストも、YOASOBIのように、YouTubeやSpotifyのようなグローバルな音楽配信サービスで最初から世界に向けて公開していけば、海外進出をすると決めて準備をしてから進出しなくても、クチコミでファンが増える可能性が拡がっているわけです。
しかも、今回YOASOBIは、YOASOBI的新翻訳とでもいうべき、元の日本語のメロディーを重視した新しい日本の歌の英語版の出し方をセットで提案してきてくれました。
デジタルネイティブであるYOASOBIの新しい音楽の拡げ方は、すでに従来のJ-POPの常識を越えて、世界標準の拡げ方になっているとも言えます。
私たちが世界の人たちと、コンサート会場で日本語と英語で同時にYOASOBIの歌を歌う日は、そんなに先の未来の話ではないかもしれません。